いろんな用途に、いろんな場所に、いつでも撮れる!
ネットワークカメラ「Arlo」with便利アクセサリーの数々
2018/02/05 藤山哲人
完全ワイヤレス&簡単接続で人気のネットワークカメラ「Arlo Pro」。これまでにもご紹介してきたとおり、筆者が知る限り設定が一番簡単なネットワークカメラ。映像もフルHDと高精細で、外出先から自宅のペットの様子を確認したり、防犯用カメラにも使えるなど、非常に汎用性が高いのが特徴だ。
今回、その「Arlo Pro」用のアクセサリーにソーラーパネルがラインナップされたことで、防犯用として屋外に設置しているカメラのバッテリーを電源なしで充電が可能に。これによって、バッテリー交換の回数が大幅に減ることになった。
Arloシリーズの特徴は、一般的なネットワークカメラに比べると、さまざまな場所や用途に設置できる汎用性と、豊富なアクセサリーだろう。ここでは、そんな数あるオプション製品の一部を紹介していこう。
「Arloソーラーパネル」で長時間定点観測が可能に!
屋外でArlo Proなどを利用するときに、もっとも強力なアクセサリーとなるのが「Arloソーラーパネル」(9,880円)だ。1回の充電で利用できるカメラの時間は、設定などによって異なるが、およそ1週間~1カ月だろう。
つまり、電池がなくなるたびに、カメラを屋内に戻して充電したり、別売の「Arlo充電用ステーション」であらかじめ充電したバッテリーに交換する必要がある。しかし、「Arloソーラーパネル」を常時接続しておけば、太陽光が差し込んだときに自動的に充電されるので、電池交換なし、もしくは電池交換の回数を大幅に減らすことができる。
「Arloソーラーパネル」の大きさは、聖書サイズ(およそA5)。パネルの向きを自由に変えて固定できる専用ステイが付属しているので、屋外のあらゆる場所にネジ止めできるようになっている。
屋外使用が前提になっているため、ソーラーパネル側のコネクタも防水仕様。また、「Arlo Pro」のカメラ側のコネクタもゴムパッキン式の防水仕様になっているため、安心して使用できる。
ネットギアでは、iPhoneとAndroidに対応している無償のソーラーパネル設置アプリ「Simply Solar App」の利用を推奨している。当然のことだが、ソーラーパネルは太陽が真正面に当たるように設置するのが、一番効率よく発電できる。そこで、「Simply Solar App」を利用すると、季節の太陽の軌道と、住まいの北緯を自動的に調べ、最適なパネルの角度を計算。スマホをパネルの上に置いて、ステイの角度を調整すると、簡単に最適な角度を調節できる。
当然だが、太陽の軌道は夏に高く、冬に低くなるので、1カ月ごとにパネルの角度を調整するといいだろう。
なお、ステイの取り付け穴は、カメラ用三脚と同じネジになっているので(インチ)、Arlo Pro用の固定具や一般的なカメラ三脚なども利用できる。
カメラ不要でバッテリー2台を同時充電する「Arlo充電用ステーション」
Arlo Proのマストアイテムとして、一緒に欲しいのは「Arlo充電用ステーション」(2,980円)。カメラ本体にUSB ACアダプタを接続すれば充電できるが、コンセントから離れていたり、屋外設置したカメラでバッテリーを充電するのはなかなか大変だ。
そんなときに便利したいのが、「Arlo充電用ステーション」。充電が切れたバッテリーを取り出し、充電ステーションに差し込むと、カメラなしでも充電ができる。しかも、2個同時装填が可能で、それぞれ順番に充電をしてくれる。
別売のバッテリーを購入し、「Arlo充電用ステーション」で充電しておけば、バッテリーを取り替えるだけで、スグに電池100%の状態にできる。バッテリーを取り外して充電している間の監視できない時間を大幅になくすことができる
予備があれば交換するだけでフル充電「Arlo Pro充電式バッテリー」
Arlo Proに1個付属しているバッテリーの別売が「Arlo Pro充電式バッテリー」(2,980円)。さらに、充電用のUSB ACアダプタと2mのケーブルが付属される。バッテリーが繰り返し充電によって寿命になった場合や、あらかじめ充電しておく予備のバッテリーとして使える。
なお、USB ACアダプタとケーブルは付属されているが、カメラ本体、もしくは「Arlo充電ステーション」がない場合は、この製品だけでの充電はできないので注意。
カメラの場所を変えたいときには「Arlo 100%ワイヤレスカメラ用 壁掛けキット」
ArloとArlo Proには、半球のカメラマウントが付属される。このマウントは壁にネジ1本で固定することができる。一方でカメラは、背面が強力な磁石になっており、鉄でできた半円のカメラマウントにガッチリくっつくので、いろいろな方向に向けて固定が可能。
このアクセサリーは、半球のカメラマウント4個セット(2,980円)。「最近ペットの居場所が変わったので、別なところにカメラを取り付けたい」「充電中のカメラをくっつけておくマウントにしたい」という場合に便利だ。
「Arloクアッドポッドマウント」なら、どんな場所にも設置OK!
「Arloクアッドポッドマウント」(7,560円)は、針金が入ったシリコン製でX字型をしたスタンドだ。カメラを固定するためのネジが1本付属されており、中心の穴もしくは足の1つにカメラをネジで固定できる。
足は針金のように自由に曲げられるので、壁掛けマウントや通常の三脚では、カメラを固定できない場所にも設置できる。また、足はすべらないシリコンで覆われているので、キャットタワーの爪とぎや家具、アウトドアでは木屋石にも固定できるのが特徴だ。
「Arlo 100%ワイヤレスカメラ用 スタンド」なら屋外で自由度のアングルが可能に
「Arlo 100%ワイヤレスカメラ用 壁掛け」でもカメラをしっかり固定できるが、強風が吹いたり、ペットがいたずらをするとカメラの向きが変わってしまう場合がある。
こんなときは、「Arlo 100%ワイヤレスカメラ用 スタンド」(2,180円)を使ってしっかり固定したい。ステイは壁などにネジ止めが可能だ。また、壁掛けタイプよりカメラを振れる幅が広いため、壁掛けでは難しいアングルなどにも利用できる。
このようにArloシリーズはアクセサリーも充実している。設置場所や使い方に合わせて使えば、より便利になるはずなので、ぜひチェックしてみてほしい。