Subject: [MOVIE Watch:20010406] ■MOVIE Watch(毎週金曜日発行:無料)────────── 2001-4-6 ☆HEADLINE☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★MOVIE Watchプレゼント情報 『ラッチョ・ドローム』の試写会に10名をご招待& 『タップ・ドッグス』のプレスリリースを10名にプレゼント 01:おすすめロードショー 『ハンニバル』 前作から10年を経て、天才殺人鬼レクター博士が再びメスを持つ 『山の郵便配達』 中国の山村を舞台に、親子の絆を見つめた感動作 ○さらにチェック! 『バトル・ロワイアル<特別篇>』『グリーンフィンガーズ』ほか 02:新作先取り情報 『g:mt』 英国グリニッジを舞台に、若者たちの挫折と成長を描いた青春物語 『パズル』 殺人ゲームに巻き込まれた男を、スペインの若手映像集団がスリリングに描写 ほか 03:シネマニュース ○『フロム・ダスク・ティル・ドーン』3部作を一夜限りで一挙上映! ○『アタック・ナンバーハーフ』公開記念、おカマちゃんたちが再来日 ほか 04:興行成績ベストテン 『ミート・ザ・ペアレンツ』が、初登場で5位と好スタート 05:BACK TO THE MOVIE 『死霊のはらわた』 スプラッター・ブームを巻き起こした、異才サム・ライミ監督のデビュー作 06:おすすめVIDEO(DVD/VHS) 【DVD】 『X-MEN 特別編』 人気コミックを映画化した、近未来スペクタクル・アクション ○さらにチェック! ○WeeklyセルDVDランキング 【VHS】 『フローレス』 デ・ニーロ&ホフマンの迫真の演技が絶品の風変わりな友情物語 ○さらにチェック! ○Weeklyレンタルビデオランキング 07:今週の美女 テリー・ポロ 08:読者の映画評 『日本の黒い夏 冤罪』 ほか <<<<<<<< MOVIE Watchのホームページは毎日ニュース満載!>>>>>>> http://www.watch.impress.co.jp/movie/ ☆*~~*~~*~~*~~*~~*~~*~~*~~* MOVIE Watchの発行は毎週金曜日☆ ============================================================================ 01:おすすめロードショー ============================================================================ 【 今週末のオススメ封切り作品をセレクト! 】 ────────────────────────────────────── 『ハンニバル』 前作から10年を経て、天才殺人鬼レクター博士が再びメスを持つ ────────────────────────────────────── 4月7日より丸の内ルーブルほかにて公開 2000年/アメリカ/2時間11分 ◆監督:リ ドリー・スコット ◆脚本:デビッド・マメット、スティーブン・ザイリアン ◆出 演:アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、レイ・リオッタ、フランキー・ R・フェイゾン、ジャンカルロ・ジャンニーニ ◆配給:ギャガ=ヒューマックス 1991年にアカデミー賞を独占した『羊たちの沈黙』の10年ぶりの続編。天才殺人鬼 “ハンニバル”レクター博士には前作に続き、アンソニー・ホプキンスが扮してお り、新たに『グラディエーター』のリドリー・スコット監督が登板、『マグノリア』 の演技派ジュリアン・ムーアがジョディ・フォスターに替わってFBI捜査官クラリス を妙演している。タイトルに明らかなように、クラリスが中心だった前作に比べて、 今回はどこまでもレクターのひとり舞台。イタリアで隠居していた彼が、愛するクラ リスの危機を知り、“社会復帰”を画策する様が、重厚かつ大胆な語り口で描き出さ れていく。アメリカで公開前から話題を呼んでいた原作小説とは異なるラストは、レ クターとクラリスの関係性にポイントを絞っている。サイコ・ホラーというよりも、 いびつなヒーロー・アクションとして楽しむのが正解だ。 □OFFICIAL SITE http://www.hannibal.ne.jp/ ────────────────────────────────────── 『山の郵便配達』 中国の山村を舞台に、親子の絆を見つめた感動作 ────────────────────────────────────── 4月7日より東京、岩波ホールほかにて公開 1999年/中国/1時間33分 ◆監督: フォ・ジェンチイ ◆脚本:ス・ウ ◆出演:トン・ルゥジュン、リィウ・イェ、 ジャオ・シィウリ、ゴォン・イエハン、チェン・ハオ ◆配給:東宝東和 中国のアカデミー賞ともいうべき金鶏賞で最優秀作品賞に輝いた1本。変革が叫ば れ、従来のイメージを覆すことの多かった近年の中国映画だが、本作は久しぶりにい い意味で“中国映画らしい”と形容したくなる素朴な語り口が堪能できる作品であ る。中国、湖南省の山間部。引退を決意した初老の郵便配達夫が、その仕事を引き継 ぐことになった息子とともに、二泊三日をかけて最後の仕事に出かける様を見つめ る。交通手段がなく配達が困難な地域で黙々と職務をこなしてきた男が、それまで疎 遠だった息子と向き合う旅模様。日本映画なら、すぐに高倉健を起用したくなる健全 な物語だが、旅に同行する犬の存在が絶妙で、生真面目な内容にユーモア交じりの心 地よい風を運んでくれる。この“次男坊”と呼ばれる犬は、クライマックスでも大い に活躍するのでご注意を。 ────────────────────────────────────── ○さらにチェック! 今週末時点の劇場公開作を厳選、5本紹介 ────────────────────────────────────── ■『バトル・ロワイアル<特別篇>』 4月7日より丸の内東映 ほか “R-15”に指定され、政界も介入した大論争を巻き起こした問題作が、なんと今度 は“新高校生おめでとう”企画として、ニュー・バージョンで再公開される。全国の 16歳に向けられているためか、大幅な追加撮影を行い、初公開版より学園ドラマとし ての側面を強化した内容。生徒それぞれのキャラクターの輪郭がハッキリし、教師・ ビートたけしと女子生徒・前田亜季の関係もより深く理解できるようになっている。 □OFFICIAL SITE http://www.battle-royale.com/ ■『グリーンフィンガーズ』 4月7日より日比谷、シャンテ・シネ ほか 昨今公開されることの多い“元気な英国映画”とは一線を画する、ユニークなイギ リス産の人間ドラマ。刑務所で更正プログラムの一環としてガーデニングに手を染め ることになった囚人3人組が、その面白さにとりつかれ、名誉あるガーデニング大会 に出場するまで腕を上げていく……。なんと実話をもとにしているとか。タイトルは “天才庭師”の意味。 □OFFICIAL SITE http://www.gaga.ne.jp/greenfingers/ ■『いのちの海』 4月7日より銀座シネパトス 九州、佐賀。有明海の近くにある精神病棟で勃発した殺人事件を中心に、そこに出 入りする患者たちの悲喜こもごもを少女の視点から描く。『ホワイトアウト』の中村 嘉葎雄をはじめ、演技派揃いのキャストだが、とりわけ注目したいのが頭師佳孝。黒 澤明の野心的傑作『どですかでん』でも“電車ばか”と呼ばれる無垢な青年を演じた 彼の表現は必見だ。 □OFFICIAL SITE http://www5a.biglobe.ne.jp/~yee-ha/ ■『タップ・ドッグス』 4月7日より日比谷、シャンテ・シネ ほか 『コヨーテ・アグリー』に出演し、一部で注目を集めた新星アダム・ガルシア主演 によるダンサブルな青春映画。新しいステップを定着させるべく奮闘を重ねる青年 タップ・ダンサーの姿を活写していく。監督は実際にタップ・ダンサー・チームを率 いているデイン・ペリー。ふんだんに織り込まれたダンス・シークエンスの数々が、 タップのイメージを塗り変える。 《→プレスリリースのプレゼントがあります。「プレゼント情報」参照。》 □OFFICIAL SITE http://www.foxjapan.com/movies/tapdogs/ ■『ビートニク』 4月7日より渋谷、シネ・アミューズ イースト/ウエスト ほか ジャック・ケルアックの「路上」やウィリアム・バロウズの「裸のランチ」など、 カウンター・カルチャーの代名詞ともいうべきビート文学をめぐるドキュメンタ リー。ケルアック、バロウズ、アレン・ギンズバーグが登場するほか、ジョニー・ デップら有名スターがビート文学を朗読する場面もあり、気軽に楽しめる内容になっ ている。 □OFFICIAL SITE http://www.zaziefilms.com/lineup/beatnic/beatnic.html □MOVIE Watchシネマプレビュー http://www.watch.impress.co.jp/movie/preview/beatnik/beatnik.htm ============================================================================ 02:新作先取り情報 ============================================================================ 【 公開を待ちわびる新作情報をお届けします 】 ────────────────────────────────────── ■『g:mt』 初夏より 日比谷シャンテシネ ほか ────────────────────────────────────── サム、チャーリー、リックス、ビーンは、高校時代からの仲よし4人組。高校卒業 後、チャーリーはプロカメラマン、リックスとビーンはサムの援助を受けミュージ シャンとして、それぞれ成功への足がかりを掴んでいた。順風満帆に思えた彼らだ が、チャーリーのバイク事故を始めさまざまな悲劇に見舞われていく……。 ≪プロモーターからひと言≫ 本作は、UK映画や単館系映画ファンの方にはぜひ観ていただきたい作品です。“世 界標準時”のUKグリニッジを舞台にした等身大の若者たちの挫折と成長のストーリー は、きっと誰もが共感できるはずです。また、この映画では音楽が重要な役割を果た すので、UKクラブミュージックをお好きな方にはぜひ音楽も聴いていただきたいです ね! (東宝東和、宣伝担当/三樹祐太) ────────────────────────────────────── ■『パズル』 6月より 銀座、シネ・ラ・セット ────────────────────────────────────── クロスワードパズル作家のシモンは、1本の謎の電話をきっかけに連続殺人事件に 巻き込まれてしまう。戸惑いながらも犯人を捜しはじめるが、彼が謎を解くたびに事 件はさらに混迷していく。そして、自分が「謎のパズル」を完成させられる“選ばれ た者”であることに気づき、姿の見えない“敵対者”に闘いを挑むのだが……。 ≪プロモーターからひと言≫ 聖週間に沸くセビリアを舞台に、クロスワードパズルがきっかけで繰り広げられる 殺人ゲーム……。傑作『オープン・ユア・アイズ』のエドゥアルド・ノリエガ主演最 新作『パズル』は、セビリアの街とゲームを大胆に合体させた、“まさか”の謎解き サスペンス! (ポニーキャニオン、宣伝担当/山下明) □OFFICIAL SITE http://www.puzzle-movie.com/ ────────────────────────────────────── ■『リトル★ニッキー』 6月下旬より 有楽町、日劇プラザ ほか ────────────────────────────────────── 地獄を統治する魔王一家に、末っ子として生まれたニッキー。現代っ子の彼は、 ファミリー・ビジネスである地獄の管理にはまったく興味がない。それにひきかえ2 人の兄は冷酷で、ある日、自分たちだけの地獄を作るため地球へ行ってしまう。彼ら を捕まえるよう命じられるニッキー。こうして、彼の地球への初冒険が始まった。 ≪プロモーターからひと言≫ 製作費100億円(!)、主演のアダム・サンドラーの出演料は20億円以上(!)と いう超大作です。しかもブルドッグが言葉を話し、微笑みます。映画界、音楽界、ス ポーツ界の大御所たちも端役で出演しており、見応え十分です。これを観て大笑いし て、梅雨のジメジメした気分を一掃してください。(LIBERO、宣伝担当/武田由紀) □OFFICIAL SITE http://www.nicky-jp.com/ ============================================================================ 03:シネマニュース ============================================================================ ★『フロム・ダスク・ティル・ドーン』3部作を一夜限りで一挙上映! ---------------------------------------------------------------------------- アメリカ映画界の若き2人の寵児、クエンティン・タランティーノとロバート・ロ ドリゲスが製作総指揮・監督・脚本、そして出演した、前代未聞のバイオレンス・ホ ラー『フロム・ダスク・ティル・ドーン』。同作品の続編2本が、4月28日から銀座シ ネパトスで公開されることが決定した。そこで、公開前日の4月27日に同劇場で、 “F.D.T.D.”サーガを一挙に上映する、オールナイト・イベントが開催される。当日 は、96年製作の第1作を含む3部作を連続で上映するほか、ゲストを招いてのトーク ショーも2本立てで行われる。トークショーのパート1では、『PARTY7』で華麗なガン アクションを披露してくれた我修院達也が登場。そしてパート2では、作品上で活躍 するゲッコー兄弟に対抗するためか、女優の三輪ひとみ&三輪明日美シスターズを迎 え、映画評論家の鷲巣義明と熱いトークを繰り広げる予定だ。『フロム・ダスク・ ティル・ドーン』サーガを一気に堪能できるだけじゃなく、豪華ゲストのトークも楽 しめるだけに、見逃せないイベントといえそうだ。 ---------------------------------------------------------------------------- ★『アタック・ナンバーハーフ』公開記念、オカマちゃんたちが再来日 ---------------------------------------------------------------------------- 4月14日から渋谷、シネクイントでの公開が決定した、タイ映画『アタック・ナン バーハーフ』。これを記念して、ヨンユット・トンコントーン監督と、作品内で大活 躍するおカマちゃんたちが再来日し、4月7日の先行レイトショーで舞台挨拶を行う。 同作品は、タイのおかまたちがバレーボールチームを結成し、国体で大活躍する姿を 描いた、ひと味違ったスポ根映画。さらに、実話をもとにしているというだけに、各 方面でも注目を集めている作品だ。今回は、モデルとなったオカマのバレーボール選 手も来日しており、見比べてみるのも楽しそうだ。 □OFFICIAL SITE http://www.klockworx.com/attack/ ---------------------------------------------------------------------------- ○その他の今週のニュース ---------------------------------------------------------------------------- ★日本で唯一、映画プロデューサーによる映画祭「日本インディペンデント映画祭」 が開催 http://www.watch.impress.co.jp/movie/cinemanews/2001/0405.htm ---------------------------------------------------------------------------- ★チェコのアニメーション作家ヤン・シュヴァンクマイエルの劇場未公開作を一挙に 上映 http://www.watch.impress.co.jp/movie/cinemanews/2001/0403.htm ---------------------------------------------------------------------------- ★『アイ・ラヴ・フレンズ』ロケレポート第3回「長い一日」 http://www.watch.impress.co.jp/movie/location/ilove.index.htm ---------------------------------------------------------------------------- ★今週のプレゼント情報=映画『トラフィック』(監督:スティーブン・ソダーバー グ、出演:ドン・チードル ほか)の試写会に280組560名を招待 ほか http://www.watch.impress.co.jp/movie/cinemanews/2001/0404.htm ============================================================================ 04:興行成績ベストテン ============================================================================ ロバート・デ・ニーロとベン・スティラーが共演したコメディ『ミート・ザ・ペアレ ンツ』は、初登場で5位と好スタート。しかし、1位の『2001年春 東映アニメフェ ア』をはじめとするトップ3は、4位以下に大差をつけて独走中だ。オスカー俳優ラッ セル・クロウとメグ・ライアン共演による『プルーフ・オブ・ライフ』は、3週目で9 位と早くも息切れか? ────────────────────────────────────── 今週 先週 タイトル 上映週 …………………………………………………………………………………………………… 1 →( 1)2001年春 東映アニメフェア ( 5週) 2 →( 2)ドラえもん のび太と翼の勇者たち/他 ( 4週) 3 ↑( 4)102 ( 4週) 4 ↓( 3)ザ・セル ( 2週) 5 初(―)ミート・ザ・ペアレンツ ( 1週) 6 ↓( 5)キャスト・アウェイ ( 6週) 7 →( 7)スナッチ ( 4週) 8 ↓( 6)日本の黒い夏 冤罪 ( 2週) 9 ↓( 8)プルーフ・オブ・ライフ ( 3週) 10 →(10)サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS ( 3週) ────────────────────────────────────── 興行通信社調べ2001/3/31~4/4(銀座・新宿・渋谷・池袋・上野5地区代表館集計) ============================================================================ 05:BACK TO THE MOVIE 『死霊のはらわた』 ============================================================================ “スプラッター・ブームを巻き起こした、異才サム・ライミ監督のデビュー作” 『シンプルプラン』では初めて正攻法のサスペンスを手がけ、映画作家として新た な側面を披露したサム・ライミ監督。もうじき公開される新作『ギフト』でも王道の 監督としてキチンと仕事をこなしているが、彼が“鬼才”“異才”と呼ばれるゆえん は、なんといってもデビュー作『死霊のはらわた』にある。いわゆるスプラッター・ ブームを巻き起こすきっかけになった記念碑的ホラーとして名高いが、それは恐怖と 笑いとを一線上に並べてみせたポスト・モダンなアート・フィルムでもあった。あっ けらからんとグロテスクな描写が開陳されたり、執拗なまでにヒロインを追いかけま わすカメラワークが展開したり。サイレント映画のスラップスティック・コメディを 思わせもするこの奔放さは、とにかく目からウロコの衝撃。恐怖にひきつると笑うし かなくなる、また笑いすぎると怖くなる。そんな人間の生理を如実に体現した名作と して、食わず嫌いの方にぜひオススメしたい。 (相田冬二) 【DVD】 『死霊のはらわた~スペシャル・コレクション~』 (1983年/アメリカ/1時間26分/J.V.D.:税抜4,700円) 『シンプルプラン』(1998年/アメリカ/2時間2分/東宝:税抜6,000円) ============================================================================ 06:おすすめVIDEO(DVD/VHS) ============================================================================ 【DVD】 今週発売されるDVDの情報をチェック ────────────────────────────────────── 『X-MEN 特別編』 人気コミックを映画化した、近未来スペクタクル・アクション ────────────────────────────────────── 【データ】 2000年/アメリカ/1時間45分(4/6発売:フォックス ホーム エンターテイメント) 監督:ブライアン・シンガー 出演:パトリック・スチュワート カラー/ステレオ/字幕/吹替(税抜3,980円) 『ユージュアル・サスペクツ』のブライアン・シンガー監督が、アメリカの人気コ ミックを映画化したSFアクション。人類は、DNAの突然変異により超人的なパワーを 持っている“進化した人類(ミュータント)”を社会から合法的に迫害するという 「差別法案」の立法化をすすめていた。しかし、一方で人類とミュータントとの共存 を目的とした“X-MEN”が組織される。やがて彼らは人類滅亡を企む圧力との壮絶な 戦いに身を投じることに……。1時間にも及ぶ12種類の特典映像は、3種類のオリジナ ル劇場予告編のほか、未公開シーン、メイキング、監督のインタビュー、TV特番 『ミュータントを警戒せよ』などを収録して見応え十分。初回限定版は特殊メタリッ ク・ペーパーの特製ボックス仕様となっている。 ────────────────────────────────────── ○さらにチェック! ────────────────────────────────────── ■『エクソシスト ディレクターズカット版』2000年/アメリカ/2時間12分 (4/6発売:ワーナー・ホーム・ビデオ) 監督:ウィリアム・フリードキン 出演:エレン・バースティン、リンダ・ブレア カラー/ステレオ/字幕/吹替(税抜2,500円) 70年代半ばの一大オカルト映画ブームの原点ともいうべき、ウィリアム・ピー ター・ブラッティの同名小説を映画化した作品だ。1974年の公開時に封印された、 “スパイダー・ウォーク”シーンなど、約15分の未公開映像を挿入した、ディレク ターズカット版で再登場。特典にはオリジナル劇場予告編などが収められている。 ■『ナチュラル・ボーン・キラーズ 特別編』1994年/アメリカ/1時間59分 (4/6発売:ワーナー・ホーム・ビデオ) 監督:オリバー・ストーン 出演:ウディ・ハレルソン、ジュリエット・ルイス カラー/ステレオ/字幕/吹替(税抜2,500円) マスコミ報道によって英雄に仕立て上げられてしまった、史上最悪の殺人犯、ミッ キー&マロリーの監獄内独占インタビューが、大暴動を誘発してしまうまでの軌跡を 綴った傑作。未公開6シーンやメイキング、監督インタビューに加え、もうひとつの エンディング(約5分)を収録した豪華特典映像は必見。 ■『ブルース・ブラザース BBパック』1980、1998年/アメリカ/計4時間32分 (4/4発売:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) 監督:ジョン・ランディス 出演:ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド カラー/ステレオ/字幕/吹替(税抜6,980円/2枚組) J・ベルーシとD・エイクロイドの名コンビによるコメディの傑作である第1作『ブ ルース・ブラザース』と、ベルーシ亡き後、18年ぶりに復活した『ブルース・ブラザ ース2000』が2枚組パックとしてリリース。メイキング・ドキュメンタリーやプロダ クション・フォトなど、貴重な特典映像が収録されている。 ■『めぐり逢えたら コレクターズ・エディション』1993年/アメリカ/1時間45分 (4/4発売:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) 監督:ノーラ・エフロン 出演:トム・ハンクス、メグ・ライアン カラー/ステレオ/字幕/吹替(税抜3,800円) ラジオの人生相談に、妻を亡くした父親の悲しみを息子ジミーが語ったことがきっ かけで愛の奇跡が起こるという、ロマンチック・ラブ・ストーリー。特典映像には、 オリジナル劇場予告編集のほか、メイキング・ドキュメンタリー、タレント・ファイ ル、ミュージック・ビデオを収録。 ────────────────────────────────────── ○ WeeklyセルDVDランキング 3月25日~3月31日 ────────────────────────────────────── ◆◆◆◆◆◆◆ カルチュア・コンビニエンス・クラブ TSUTAYA提供 ◆◆◆◆◆◆◆ 映画セルDVD全国総合ランキング 劇場でのリバイバルに続き、続編『ハンニバル』も今週末に公開、その勢いで98年に 発売された『羊たちの沈黙』が圏外から7位へと大きくジャンプアップしている。そ して、こちらはアカデミー賞受賞効果か、『グラディエータ~』も7位から3位へとラ ンクアップ。また、『パーフェクト・ストーム~』と『マトリックス~』が再びベス トテンに返り咲き、根強い人気を示している。 ============================================================================ 今週 先週 タイトル 発売元 …………………………………………………………………………………………………… 1 →( 1)ホワイトアウト 初回限定2枚組 日本ビクター ---------------------------------------------------------------------------- 2 →( 2)TAXi-2 日本ビクター ---------------------------------------------------------------------------- 3 ↑( 7)グラディエーター デラックス・コレクターズ・エディション ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント ---------------------------------------------------------------------------- 4 ↓( 3)マルコヴィッチの穴 DTSコレクターズ・エディション アスミック・エース ---------------------------------------------------------------------------- 5 →( 5)ホワイトアウト 日本ビクター ---------------------------------------------------------------------------- 6 ↓( 4)ミッション・トゥ・マーズ ブエナ ビスタ ホ-ムエンタ-テイメント ---------------------------------------------------------------------------- 7 ↑(―)羊たちの沈黙 ビーム エンタテインメント ---------------------------------------------------------------------------- 8 →( 8)電話で抱きしめて コレクターズ・エディション ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント ---------------------------------------------------------------------------- 9 ↑(11)パーフェクト・ストーム 特別版 ワーナー・ホーム・ビデオ ---------------------------------------------------------------------------- 10 ↑(13)マトリックス 特別版 ワーナー・ホーム・ビデオ ---------------------------------------------------------------------------- *このランキングは全国の「TSUTAYA」のデータに基づき、 MOVIE Watch編集部がランキングしました。 □TSUTAYAのホームページ http://www.tsutaya.co.jp/ ────────────────────────────────────── 【VHS】 今週発売されるVHSビデオの情報をチェック ────────────────────────────────────── 『フローレス』 デ・ニーロ&ホフマンの迫真の演技が絶品の風変わりな友情物語 ────────────────────────────────────── 【データ】 1999年/アメリカ/1時間51分(4/6発売:フォックス ホーム エンターテイメント) 監督:ジョエル・シューマカー 出演:ロバート・デ・ニーロ カラー/ステレオ/字幕/吹替(税抜17,000円) ロバート・デ・ニーロとフィリップ・シーモア・ホフマンの実力派俳優が共演し た、奇妙な友情を描いたヒューマン・ドラマ。元警官のウォルトと、彼の上の部屋に 住んでいるドラッグ・クイーンのラスティとは、保守的な頑固者と革新的な自由人と いう、いわば対極に位置する人種。ある日、2人が住むアパートで殺人事件が起こ り、ウォルトは現場に向かうが脳卒中で倒れてしまう。医者から、「卒中による発音 障害のリハビリには歌がいい」とアドバイスされた彼は、渋々ラスティの部屋を訪ね ることに。しかし、これがきっかけで“犬猿の仲”の2人の心に変化が現れ……。今 作が14作目となるハリウッドのヒットメーカー、ジョエル・シューマカー監督作品。 ────────────────────────────────────── ○さらにチェック! ────────────────────────────────────── ■『リプレイスメント』2000年/アメリカ/1時間58分 (4/6レンタル開始:ワーナー・ホーム・ビデオ) 監督:ハワード・ドゥイッチ 出演:キアヌ・リーヴス、ジーン・ハックマン カラー/ステレオ/字幕/吹替 選手たちが昇給を訴えてストライキに入ってしまった、アメリカン・フットボール チームのワシントン・センティネルズ。監督は即席のチームを構成するが、集まった のは服役囚や引退選手ばかり……。キアヌ・リーブス主演のスポーツ・ドラマ。 ■『ヒューマン・トラフィック』1999年/イギリス/1時間39分 (4/6発売:オンリー・ハーツ) 監督:ジャスティン・ケリガン 出演:ジョン・シム、ショーン・パークス カラー/ステレオ/字幕/吹替(税抜16,000円) 週末のパーティーに楽しみのすべてを見出している、イギリスの若者たちの姿を描 いた青春ドラマ。ドラッグにハマった少年ジップ、世界的DJを夢見るクープ、そして 魔性の女ニーナ。個性豊かな3人が、週末のクラブで大暴れ!! ■『フォーリン・フィールズ』1998年/デンマーク/1時間33分(4/6発売:彩プロ) 監督:アーゲ・レイス 出演:ペレ・ヴェネゴー、ニコライ・ユスターワルドー カラー/ステレオ/字幕(税抜16,000円) セルビア駐在兵のヤコブは、大量虐殺が続く中、ホルト軍曹に危うく命を助けられ る。軍曹と行動をともにするヤコブは、やがて軍曹の理想的な兵士像に魅了されてい く。しかし、彼は海外の軍事マニアを相手に、実弾使用の「サバイバルゲーム」を主 催するというサイドビジネスを行っていることが判明し……。 ────────────────────────────────────── ○ Weeklyレンタルビデオランキング 3月25日~3月31日 ────────────────────────────────────── ◆◆◆◆◆◆◆ カルチュア・コンビニエンス・クラブ TSUTAYA提供 ◆◆◆◆◆◆◆ レンタルビデオ全国総合ランキング(字幕+吹替え版) ♪♪♪レンタル前に要チェック!♪♪♪ 【TSUTAYA調べ】 『M:I-2』『ホワイトアウト』『キッド』のトップ3は先週と変わらず。6位から4位へ とランクアップした、ジャッキー・チェン主演の『シャンハイ・ヌーン』がこの3作 を追いかけているが、果たしてその一角に食い込むことができるか。また、オスカー を受賞した勢いで『グラディエーター』も再び順位を上げている。 ============================================================================ 今週 先週 タイトル 発売元 …………………………………………………………………………………………………… 1 →( 1)M:I-2 CICビクタービデオ ---------------------------------------------------------------------------- 2 →( 2)ホワイトアウト 日本ビクター ---------------------------------------------------------------------------- 3 →( 3)キッド ブエナ ビスタ ホ-ムエンタ-テイメント ---------------------------------------------------------------------------- 4 ↑( 6)シャンハイ・ヌーン ポニーキャニオン ---------------------------------------------------------------------------- 5 →( 5)X-MEN フォックス ホーム エンターテイメント ---------------------------------------------------------------------------- 6 ↑( 7)TAXi-2 ポニーキャニオン ---------------------------------------------------------------------------- 7 ↓( 4)エクソシスト ディレクターズカット版 ワーナー・ホーム・ビデオ ---------------------------------------------------------------------------- 8 ↑(10)グラディエーター CIC・ビクタービデオ ---------------------------------------------------------------------------- 9 →( 9)グリーンマイル ポニーキャニオン ---------------------------------------------------------------------------- 10 ↓( 8)U-571 パイオニアLDC ---------------------------------------------------------------------------- *このランキングは全国の「TSUTAYA」のデータにより集計されています。 □TSUTAYAのホームページ http://www.tsutaya.co.jp/ ============================================================================ 07:今週の美女 ============================================================================ ◆テリー・ポロ◆Teri Polo [1969.8.29.生まれ] 10代の頃にモデル契約を結んだのをきっかけに、女優デビューを果たした彼女。モ デル出身というのもうなずける、整った顔立ちと均整のとれたスタイル、そして親し みの持てる笑顔を武器に、TV界を中心に活動を展開している。また、シリアスなドラ マからコメディまで、幅広い演技力も高い評価を得ている。今後は映画出演も増えそ うなだけに、日本での人気も高まりそう。 □今週の美女の写真はコチラで http://www.watch.impress.co.jp/movie/bijo/2001/0406.htm ▽最新公開作品情報 『ミート・ザ・ペアレンツ』2000 監督:ジェイ・ローチ 出演:ベン・スティラー □OFFICIAL SITE http://www.uipjapan.com/mtp/ ▽おすすめな出演作品 『アライバル 侵略者』1996 監督:デビッド・トゥーヒー 出演:チャーリー・シーン 『愛と精霊の家』1993 監督:ビレ・アウグスト 出演:メリル・ストリープ 『アスペン』1993 監督:パトリック・ハスバーグ 出演:ポール・グロス 『クイック/銃弾の微笑』1993 監督:リック・キング 出演:ティア・カレル 『ボンバー・ライダーズ』1991 監督:グラハム・ベイカー 出演:ジョン・ステイモス 『ミステリー・デイト』1991 監督:ジョナサン・ワックス 出演:イーサン・ホーク ============================================================================ 08:読者の映画評 ============================================================================ 【 劇場公開中や、DVDが発売中の作品の、読者のレビューをお届けします 】 ────────────────────────────────────── 『日本の黒い夏 冤罪』 渋谷東急3ほかにて公開中 とても、怖かった。マスメディアが中立の立場で事実のみを提示しているはずなの に、なぜか罪人が作られていくのだ。松本サリン事件を題材に、第一通報者がどのよ うに疑われていったのか。その過程が本当に恐ろしい。人の心に浮かんだ疑いはどん どんと広がり、大きなうねりになっていく。人の心こそが一番恐怖をかきたてるもの なのかもしれない。 (埼玉県/HIROさん) □OFFICIAL SITE http://www.kuroinatsu.com/ 『偶然の恋人』 渋谷東急ほかにて公開中 はじめは「こんな恋の始まりなんて……」と否定的に観ていたんですけど、話が進 むにつれて、いつしか2人を応援しちゃってました(笑)。やっぱり、ベン・アフ レックとグウィネス・パルトロウの、元恋人同士の演技には説得力があるんでしょう ねぇ。 (兵庫県/RIKAさん) □OFFICIAL SITE http://www.guzen.net/ ────────────────────────────────────── ○ 読者のみなさんの映画評を大募集!! ────────────────────────────────────── 「MOVIE Watch」では、今後、読者のみなさんの映画評を、メールマガジン及びサ イト上で紹介していきたいと思っております。劇場やビデオで観た映画であれば、作 品は問いません。200文字程度の原稿と、住所、氏名(ペンネーム可)、年齢、職 業、電話番号を必ずお書き添えのうえ、下記メールアドレスまでご応募ください。 (なお、スペース等の都合上、文章を一部変更、割愛させていただく場合があります ので、ご了承ください) ■映画評応募先メールアドレス movie@m-sta.co.jp ★ MOVIE Watchプレゼント情報 ────────────────────────────────────── ★『ラッチョ・ドローム』の試写会に10名をご招待& 『タップ・ドッグス』のプレスリリースを10名にプレゼント ────────────────────────────────────── 【1】『ラッチョ・ドローム』 6月下旬より、渋谷、シアター・イメージフォーラムにて公開予定の『ラッチョ・ ドローム』(監督/トニー・ガトリフ)の試写会に10名の方をご招待いたします。 ◆トニー・ガトリフ監督が、自身のルーツでもあるロマ族(ジプシー)の歴史を描い た感動の音楽映像詩。インド北西部を出発点に、アジア、アラブ、ヨーロッパと流浪 の旅路についたロマ族の足跡を“歌”と“踊り”を中心に紹介、同時にジプシー音楽 の魅力も伝えてくれている。 試写会日時:4月27日(金) 15:00開場/15:30開映 場所:東京・新橋、徳間ホール(詳細は招待状に記載) 【2】『タップ・ドッグス』 4月7日より、日比谷、シャンテ・シネほかにて公開される『タップ・ドッグス』 (監督/デイン・ペリー、出演/アダム・ガルシア、サム・ワーティングトンほか)の プレスリリースを10名にプレゼントいたします。作品の詳細は、今号の「01:おすす めロードショー」を参照してください。 <応募方法> 【1】をご希望の方は、件名に「『ラッチョ・ドローム』希望」、【2】をご希望の 方は「『タップ・ドッグス』希望」とそれぞれ明記して、送付先住所(郵便番号)、 氏名、年齢、職業、電話番号、「MOVIE Watch」を読んだ意見・感想をお書き添えの うえ、下記メールアドレスまでご応募ください。 <発表はプレゼントの発送をもってかえさせていただきます> ■応募先メールアドレス movie-watch-present@impress.co.jp ■締め切りは4月13日(金) ▼配信先の変更 ────────────────────────────── 下記URLよりメールアドレスを入力し、案内にしたがい変更をしてください。 http://www.ips.co.jp/pointup/enchgv.htm ▼購読中止 ──────────────────────────────── 購読中止の場合は下記URLにアクセスし、記入欄に配信先のメールアドレスを入力し た後、購読中止ボタンを押してください。 http://www.ips.co.jp/pointup/enstopv.htm ▼広告資料請求 ────────────────────────────── http://www.impress.co.jp/ad/ まで ―――――――――――――― 問い合わせ先 ――――――――――――――――― movie-watch-info@impress.co.jp :記事内容 MOVIE Watchグループ ad-sales@impress.co.jp :広告窓口 インターネット広告営業部 sales@ips.co.jp :購読窓口 インプレスダイレクト (Tel:03-5275-9051) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 発行人 井芹昌信/編集チーフ 水島晃一 発行 株式会社インプレスコミュニケーションズ 〒102-0075 東京都千代田区三番町20 編集 大越聡 協力 株式会社アドバンス ワークス(中島浩二、黒須俊明、堀内太陽、星野恵里、 金治秀明) Copyright(C)2001 impress communications corporation. 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