2000/03/31 22:40
[東京ゲームショウ2000春] ケータイ系ゲームをチェック!
■ 携帯電話系エンタティメントにもっと注目を!
ここ数か月、矢継ぎ早にiモード用ゲームの発表がなされていたので、ゲームショーでもさぞかし盛り上がっていることだろうと期待して会場をまわったのだが、携帯電話向けのコンテンツを紹介している所はかなり少なかった。
当然といえば当然だが、コンシューマゲーム機、特に話題のPlayStation2に焦点が当てられているブースがほとんどで、携帯電話用のゲームの紹介はよくてパンフレット、といった感じだ。利用者が少ないわけではないだろうが、携帯電話用のゲームは、まだあまり、ゲームとして認識されていないようだ。
■ バンダイにiモードスペース
地味な展示が多い中、きちんとコーナーを作っていたブースの1つに、バンダイがある。
ブースの一角に作られた展示スペースには、同社がiモード向けに発信しているコンテンツ、画面ドレスアップ用のキャラクタ集、パズルや囲碁などのゲーム、恋愛や人生についてのアドバイス集などが、まとめて展示されていた。なかでも、バーチャルな女の子にメールを送ってゲームを進める恋愛シミュレーション「Mailで恋して」(月額300円)は来場者の目をひいていたようだ。「Mailで恋して」は、4月に新たな女の子が増える予定だという。
バンダイチャンネルは、これからもiモード向けのコンテンツが増えていきそうなので期待したい。
■ 充実のパネル展示を行なったコナミ
携帯電話(NTTドコモ、J-PHONE、DDI)向けネットワークゲームを集めてパネル展示がコナミで行われていた。同社のコナミネットから配信予定のコンテンツがパネルで解説され、多くの人が足を止めていた。
注目を浴びていたのは、4月1日(DDIのみ5月1日)に配信予定の「パワプロクンケイタイサクセス」(月額300円)だ。これは同社の人気ゲーム「実況パワフルプロ野球」シリーズの選手育成システムを携帯電話で再現したもので、育成した選手は取得したパスワードを入力すれば、PlayStation、PlayStation2、NINTENDO64などの「実況パワフルプロ野球」で使用できるという。携帯電話で選手を育てて、家庭用ゲーム機で使用できるのだという。
その他、いろいろ面白そうなゲームがあったのだが、なかでも気になったのは、5月1日配信予定のiモード用コンテンツ「プチっと名探偵(仮)」(月額300円)で、聞き込みなどを行い、制限時間内に犯人を当てるという推理ゲームだ。常に新しい情報を盛りこめる携帯電話ゲームの特性を生かしたもので、毎月新しい事件が勃発するという。全国ランキングも予定されているというのも楽しみである。
■ カプコンの着メロコレクションに新サービス
着信音をメロディにするのは、もはや当たり前の時代。着メロを自動販売機方式で提供してきたカプコンの「着メロコレクション」(ワンプレイ200円)に新たなサービスが登場した。今度は、待受画面用のキャラクタ画像を簡単に手軽にダウンロードできるようになったのだ。これからは、待受画面をキャラものにするのが常識に?
■ イマジニアからはiモード用の夢判断とパチンコ情報
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(c)2000 白夜書房
(c)2000 P-WORLD
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コンシューマ、PCゲーム、さまざまな分野に乗り出しているイマジニアからは、iモード用のコンテンツ「夢診断」(月額100円/300円)が発表されていた。
監修は、その筋では有名な哲学博士、秋山眞人先生で、書籍3冊分のデータベースがうり、「癒し着メロ」まで搭載しているという。4月3日配信開始予定だ。
また、白夜書房の「パチンコ必勝ガイド」と連動した、パチンコ全般に関する情報提供コンテンツ「パチンコ必勝ガイド」(月額300円―4月は無料期間)も同時に発表されていた。こちらも4月3日配信予定。人気機種の基本仕様や確変情報などのほかにも、ランキングの企画も用意されている。また、有料サービスメニューでは、インターネット上で全国パチンコ店情報を発信している「P-WORLD」との提携による、全国のパチンコ店情報などが随時チェックできるようになるという。最新情報は日々更新される予定だ。
(西尾ゆき)
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