2000/02/22 14:15
米インテル、携帯電話コンテンツベンダーのサイバードに出資
米インテルの投資部門、インテル キャピタルは、携帯電話のコンテンツを提供する情報ベンチャー、サイバードに出資した。サイバードが22日発表したもので、米インテルが日本のベンチャーに投資したことが公表されたのはこれが初めて。
サイバードは、NTTドコモのiモード向けをはじめ、DDI-セルラー/IDO、J-フォン、DDIポケットなどの情報サービスにコンテンツを提供している。携帯電話の情報サービスでは日本が世界でいちばん進んでおり、サイバードでは携帯電話向けコンテンツのノウハウを活かした海外進出なども目指している。
インテルの傳田社長は「今回の出資により、第3世代携帯電話端末向けのサービスが開始する2001年春に合わせ、その広帯域通信と高い処理能力を最大限に活用した、魅力的なコンテンツやサービスが開発されることを期待する」とリリースにコメントを寄せている。
インテルとしては、384kbpsていどまで携帯電話のデータ通信速度が上がり、java端末やカラー、動画対応などが想定される第3世代携帯電話サービスに強い興味を持っており、今回の投資はそうした第3世代携帯端末向けのコンテンツサービス開発を促進する狙いであるとしており、インテル日本法人がサイバードと協力していくという。
なお、携帯電話業界で第3世代と呼ばれるのは、IMT2000に準拠した次世代移動体通信サービスのことで、現在のところ、ダウンロード(センターから端末への通信速度)384kbps、アップロード(端末からセンターへの通信速度)64kbpsくらいのサービスとなると見られている。
◎お問い合わせ
サイバード
Email: info@cybird.co.jp
◎関連URL
サイバードのホームページ
http://www.cybird.co.jp/
米Intel Capitalのページ
http://www.intel.com/capital/index.htm?iid={compinfo=capital}
(工藤ひろえ)
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