2000/01/11 20:51
モバイル市場、2003年度には2兆4,000億円規模に
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)が、2003年度のモバイルコンピューティング市場が2兆円を超える規模になるというレポートを発表した。
同レポートでは、1999年度末における国内の移動体通信サービスの累計契約者数は携帯電話で5,383万人、PHSで573万人、合計5,956万人と予測。このうち携帯電話市場は、今月スタートしたDDI-セルラーとIDOによる64kbpsパケット通信サービスや、来年春よりNTTドコモが提供するIMT-2000による高速通信サービスなどの影響により、2003年度には7,256万人規模に拡大。PHS市場も745万人規模に達し、合計で人口普及率で63.3%に相当する8,004万人にまで全体の市場が拡大するものとみている。
また、MCPCでは、iモードやEZweb/EZaccess、J-Skyサービスの登場もあって、今後はデータ通信のウェイトが一層高まり、モバイルコンピューティング人口は、1999年度の1,723万人から2003年度には5,292万人に増加、利用率も28.9%から66.1%に倍増するものとみている。その結果、これに付随する通信サービスの利用料金と携帯電話やノートPCなどの機器の購入代金の合計が2003年度には2兆3,756億円規模になると推定されるという。
◎関連URL
■モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)
http://www.mcpc-jp.org/
(湯野 康隆)
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