[Internet World Japan '99] 会場レポート

　幕張メッセで12月9日から11日にかけて開催されているイベント「Internet World Japan '99」。モバイル関連の展示もいくつかあった。

●統合メッセージングサービス「ブタネット」

　渋谷を中心とするネットベンチャー企業の集まり「ビットバレー」からも何社かが出展しており、中でも面白そうだったのはCreative Communicationsの統合メッセージングサービス「ブタネット」。Webベースのサービスで、電子メールの送受信に加え、ボイスメール（留守番電話）を扱うことができる。パソコンでアクセスした場合はWAV形式で音声を聴くことが可能で、携帯電話に着信を通知し、そのまま音声通話で内容を確認することもできる。

　同サービスは、来年2月1日よりβテストが開始される予定。現在、無料モニターの募集を行なっている。同社では、基本的に広告を表示するなどして無料で運営したいが、有料になったとしても月500円程度の低額料金でサービスを提供できるとしている。今後、iモードへの対応のほか、FAXの送受信サービスやメールの読み上げサービス等を導入していくという。

◎関連URL
ブタネット
http://www.buta.net/

●木製のネット・キオスク端末

　富士ソフトABCのブースでは、ボディが木材でできたキオスク端末が展示されている。中身はWindows NTが入ったデスクトップPC。前面にはコイン投入口も付いており、100円で5分間、ネットサーフィンしたり、Excelなどのソフトを利用したりできるようになっている。

　実はこのキオスク端末、社員研修で出されたアイデアだそうで、製品化の予定はないのだそうだ。作るのに要した金額は30万円。京都の街角にも似合いそう。

◎関連URL
富士ソフトABC
http://www.fsi.co.jp/

（湯野 康隆）