ポケットサイズで録音・撮影もできる新パワーザウルス

新パワーザウルスはファインシルバーとフォーマルブルーの２色

　シャープは19日、胸ポケットに入るコンパクトサイズの「パワーザウルス MI-C1」を発表。標準価格8万8000円で12月7日より販売開始する。

　今回のザウルス「MI-C1」は、サイズ136×80×15.5mm（幅×奥行×高）で重量約180gと、胸ポケットに入る大きさ。従来のパワーザウルスと比べて非常にコンパクトになった。また、新しい反射型TFT液晶を採用。従来の反射型液晶を搭載したザウルスカラーポケット（MI-310）と比べて反射率が約27％、コントラストが約２倍向上しており、薄暗いところでもカラー表示が可能となった。フォントもLCフォント採用で文字サイズを大きくする機能も搭載しており、従来機と比べ見やすさが向上している。

　携帯電話/PHSアダプタ機能は本体に内蔵で、cdmaOne（14.4kbps）もサポート。接続用ケーブルは別売でそれぞれ4500円。今回新しく携帯電話をザウルスに固定して片手で操作できる、接続ケーブル内蔵の「接続ホルダー」をオプションとして用意。携帯電話（PDC）用とcdmaOne用があり、それぞれ7000円。

　撮影は、別売の35万画素デジタルカメラカード（2万4000円）を、本体のコンパクトフラッシュカードスロットに装着して行なう。撮影した画像をメールに添付して送ることもできる。また録音は別売のボイスレコーダーキット（イヤホンマイクとプラグインマイクのセット、5000円）を使用する。録音時間は標準状態で最大約１時間、メモリを拡張すれば最長３時間までの連続録音が可能。会議中の録音を想定して、ボイスレコーダーとして使用中でも、予定表など他のソフトを利用できる仕様になっている。

　今回大きく変わったのがパソコンとの連携で、別売のパソコン連携キット（1万円）は、クレードルとソフトのセット。クレードルにはボタンが付いており、PalmシリーズのようにワンタッチでパソコンとOutlookなどの情報がシンクロナイズ可能になった。クレードルはシリアル（Dsub9ピン）接続。もちろん従来通りの赤外線接続もできる。

　本体メモリ16MB（DRAM 8MB、フラッシュメモリ8MB）でユーザーエリアは約7MB。液晶は3.9インチ反射型TFT液晶（320×240ドット、65,536色）を採用。コンパクトフラッシュカードスロット×１、オプションポート16（16ピン端子）、赤外線通信ポート、携帯型キーボード端子、ACアダプタ端子を備える。PHSはドコモのみ64kbps通信に対応。バッテリはリチウムイオン充電池で連続表示約16時間。

◎お問い合わせ
シャープ　お買物相談ホットライン
Tel: 0120-303909

◎関連URL
プレスリリース
http://www.sharp.co.jp/sc/gaiyou/news/991119.html
ザウルス製品情報ページ
http://www.sharp.co.jp/sc/excite/zaurus/zaurus-index.htm

（工藤ひろえ）