PCカードスロット搭載のMN128、ワイヤレス通信にも対応

　NTT-MEがワイヤレス通信に対応したダイヤルアップ・ルータの新型「MN128-SOHO Slotin」を12月8日に発売する。価格は59,800円。

　同製品は、PCカードスロットを2基装備しており、ここに同時発売の専用の無線通信カード「MN128 SS-LAN Card」（12,800円）を挿入、ノートパソコン側にも同じカードを挿入することで、2Mbpsでの通信が可能となる。無線通信カードは、ルータとパソコン間だけでなく、装備したパソコン同士で通信を行なうこともできるようになっている。

　また、同社では来年早々に対応の10Mbpsの無線通信カードやFAXモデムカードも発売する予定。10Mbpsの無線通信については、独自規格が採用される見通し。2Mbpsのカードとの互換性も保たれる。一方、FAXモデムカードを用いれば、ISDNではなく通常のアナログ回線を使ってダイヤルアップ・ルータの機能を利用することも可能となる。

　インターフェイスはこのほか、10Base-TのEthernetポートを4つ、アナログポートを3つ、さらにUSBポートも1つ装備している。日本語表示が可能な8文字×4行（全角）の液晶ディスプレイも装備しており、これを使ってパソコンを立ち上げずにメールをチェックすることも可能となっている。

　また、前面の「接続/切断ボタン」を押せば、パソコンからの操作なしで回線の接続・切断が行なえる。このほか、同ルータに繋がったパソコンからLAN経由でFAXの送受信が行なえるソフト「RVS-COM Lite for ROUTER」も付属する。

◎お問い合わせ
MN128インフォメーションセンタ
Tel: 0120-128064
Fax: 0120-128194

◎関連URL
■NTT-ME（ニュースリリース）
http://www.ntt-me.co.jp/mn128/slotin/slotin_topics.htm

（湯野 康隆）