ネット経由で手書き文字認識

　米Vademの子会社ParaGraphがネット経由で手書き文字の認識を行なうシステム「NetCalif」を発表した。

　NetCalifは、小さなクライアントソフトがキャプチャーしたデータをネット経由でサーバーに送信し、サーバーがそれを単語として認識、クライアントに結果を戻すという手書き文字認識システム。認識できるのは英数字のみだが、筆記体、ブロック体の両方を認識することが可能。CPUパワーやメモリに制限があるモバイル環境での利用を想定して作られている。

　同社では、ペン入力型デバイスの開発メーカーに対し、同技術をOEM提供したい考え。Windows NT上で動作するNetCalifサーバーと、Javaで動作するクライアントソフトのサンプルソースコードがSDKとして提供されている。このクライアントのサンプルは、同社のホームページで公開されている。

◎関連URL
■プレスリリース
http://www.paragraph.com/press_releases/netcalif-110899.html
■デモ（Javaアプレット）
http://www.paragraph.com/javapad/JavPad.html

（湯野 康隆）