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シャープとの戦いを続けたい俺
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C1で地図を呼び出せ!! モバイルマップforザウルス
【2000/03/17】
ザウルスで4コマ漫画
【2000/03/10】
この機能、かなり“買い”って感じ!!
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エッジでの通信に落ち着いた俺
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デジタルカメラカードCE-AG06の使い心地
【2000/01/28】
パソコン連携キット+Outlookでシンクロナイズ!!
【2000/01/21】
シンクロナイズれなかった俺
【2000/01/14】
インターネット接続は楽勝感高し!
【1999/12/24】
マイMI-C1ゲット!! 使用感は上々!
【1999/12/17】
MI-C1、細かいようだがココがナイス!!
【1999/12/10】
新型ザウルスMI-C1発売!!


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シンクロナイズれなかった俺


■ シンクロナイズるゼ!!

シャープ ザウルスMI-C1
標準価格88,000円。ファインシルバーとフォーマルブルーの2色がある。店頭価格は7万円前後

 いきなりだが、この連載の前回の記事についてちょっと訂正など。  前回、記事の最後のほーで【パソコン連携キット(CE-C1PK)を試してみたいと思う。特にパソコン連携キットは、Windows用の各種PIMMやメーラに幅広く対応しているし、強力なシンクロナイズ機能を持つと言う】という記述をしたが、これはなんかどーもちょっと違ってるっぽい。違うのは、“パソコン連携キットは、Windows用の各種PIMMやメーラに幅広く対応している”というクダリ。MI-C1用に発売されたパソコン連携キット(CE-C1PK)は、パソコン上のデータとMI-C1上のデータのシンクロナイズにおいて、Microsoft Outlook2000/98/97(およびシャープのPowerPIMMVer.3.5)だけとしか連携しないようなのである。シャープのサイトのココを見ると、そう書いてある。

 実のところ、まだこのパソコン連携キットを入手できていないので、正確なところはどーかわかんないのだが、なーんかどーも俺が早とちりしたっぽいので、とりあえずごめんなさい。許してください。もうしません。勘弁してください。このとおり(土下座中)です。

 いや、前回の原稿を書いた時点で俺が知り得ていた情報は、MI-C1のβ版使用時の、つまりけっこう古い情報だった。β版を使った時にシャープの開発の人から伺った話で「OutlookはもちろんシャープのPowerPIMMやその他のメジャーなメーラやPIMM等ともシンクロナイズができる予定です」とかいう内容があったので、その時の話を何の疑問も抱かずにスコッと書いてしまったというわけだ。前回の原稿以外にも、他の記事でも同様の間違いが書いてあるかもしれないが、ともあれ、「ええっMI-C1っていろんなメーラとかとシンクロするのォ!?」と思わず画面に乗り出して脳内でMI-C1購入計画を発動してしまった方がいたら、お騒がせしてどーもすいません。

 そうなのである、シャープの人は「~シンクロナイズができる予定です」と言ったのだ。“予定です”なのだ。予定は予定であって、未定に毛が生えたようなモンなのだ。そのやっと生えた毛は、何かの拍子にプチッと抜け落ちたりするし、いきなりゾリゾリと剃られてしまうこともあるのだ。

 で、さて、今回は、既に発売済みのMI-C1用パソコン連携キット(CE-C1PK)を使い、MI-C1とパソコンをおもしろおかしく愉快かつ痛快にシンクロナイズさせるハズだったのだが、前述のようにまだ購入できていない。よっしゃァ~シンクロナイズるゼ~!! と思っていたのだが、全然シンクロナイズれない俺なのであ……え? その“シンクロナイズる”っていうコトバが気持ち悪いって!? 全然略語になってないって!? やっぱり。俺もそう思った。だから今後は“シンクる”にして行きた……え? それもダメってか!? じゃあ“シンクロる”は!? あるいは“シンクロナす”は!? 全部だめですな。



■ Outlookユーザーな俺

 ところで俺はかなり前から、ナンと!! Outlookユーザーなのであった。Outlookでメールを送受信し、Outlookでメモを書き、Outlookで住所録を管理したりもしているのである。

 Outlookと言えば、マイクロソフト社が提供する夢と希望と愛と勇気と友情の、個人情報管理ソフトだ。Windowsとも仲良しで動作するし、当然Internet Explorerとも超仲良しで動作するという、実にマイクロソフトなソフトウェアだ。が、どーも俺の知人の多くはOutlookを使っていないのである。使っていてもせいぜいOutlook Express(メーラですな)止まり。Outlook98とかOutlook2000を使いまくっているOutlookヘビーユーザーだ!! なんて人はほとんどいない。ていうか全然いない。それどころか「わしはOutlookを使っているヨ!!」とか言うと「ええっOutlookユーザー!! それって変態じゃん!!」とか言う人もいる。

 ていうか誰も言わないので俺が言おう!! Outlookは使いにくい!! 複雑過ぎ!! イマイチ!! だがそれでも、Outlookは夢と希望と愛と勇気と友情の個人情報管理ソフトなのである。それはなぜか!?

 それは!! OutlookExpressを含むOutlookシリーズ(?)は!! 数多くのシンクロナイズ用ソフトにビシッと対応されているから!! すなわちOutlookを使っときゃ非常に多くの周辺機器(PDAや携帯電話等)とデータをビシバシ共有しまくれる!! さあキミもOutlookユーザーになってシンクロナイズ機能を有したソフトウェアのパッケージ上の“Microsoft Outlookに対応”という文字列を見つけて喜ぼう!! 強引にOutlookを使い込んで、パソコンと周辺機器のデータシンクロナイズに関わる悩みをひとつ(いや数多く)減らそう!!

 つまり俺がOutlookを使っているのは、いろんなPDA等とパソコンのシンクロナイズの可能性をなるべく高めるためなのだ。Outlookを使っていなかった時は何度も、新たなPDA類を手に入れるたびにシンクロナイズの問題にぶつかった。パソコン上の各データをPDAが読み込めるカタチに変換したり、さらにはデータ→CSV形式→Outlookで読み込み→やっとPDAとデータのシンクロナイズみたいな作業をしていた。が!! Outlookを使い始めてからは、多くのPDA系周辺機器において、こーゆーよーなデータ変換のかったるさが解消したのだ!! ブラボーPDA!! ハラショーOutlook!!

 ちなみに、Outlookを好きになれない人が多いようだが、マジメに正面切って使ってみれば、案外イケる。その高機能さフレキシブルさから、最初は俺も「Outlookは使いにくい!! 複雑過ぎ!! イマイチ!!」と思ったが、住めば都。今では非常に便利に感じるし、好きなソフトのひとつでもある。まあ、いまだに米国風な項目名とか過剰なカスタマイズ機能には馴染めないが、それでも慣れてしまえば違和感なく快適に使える。

 だが、MI-C1用パソコン連携キット(CE-C1PK:コレもOutlookに大対応しまくり千代子だヨ!!)が手には入っていない今、俺はどうやってMI-C1とパソコンをシンクロナイズさせたらいいのだろうか。



■ 男はPowerPIMM Ver.3.51でしょ

シャープ PowerPIMM Ver.3.51
標準価格12,000円(税別)。ただしMI-C1購入ユーザーには税・送料込み5,250円で優待販売中(ちなみに画面がでかくなりすぎるので上の画面で見られるのはPowerPIMMの機能の一部のみっス)

 MI-C1用パソコン連携キットを使わずに、MI-C1とパソコンをシンクロナイズさせる方法はある。それは、最新版のPowerPIMMを使う方法だ。

 PowerPIMMは、シャープが出してるPIMMソフト。単体で個人情報を管理するために使えるのだが、売りは各種ザウルスとのかなりスムーズにシンクロナイズ機能を持っていること。ザウルス上のデータをパソコン上で編集するような場合には特に便利なので、俺はPowerPIMMを“ザウルスデータ編集専用ソフト”として使っている。

 なお、PowerPIMMを使ったMI-C1―パソコン間のシンクロナイズは、PowerPIMM上のデータとMI-C1上のデータのシンクロナイズとなる。また、PowerPIMMとMI-C1をシンクロナイズ等させる場合は、当然だが、パソコンとMI-C1をシリアル接続するためのケーブル(パソコン接続ケーブルCE-170TS/標準価格5,000円等)や、パソコンとMI-C1を赤外線通信させるための(パソコン側の)赤外線ポート(光通信インタフェースCE-IR5/標準価格13,000円等)が必要になる。

 で、さて、既にPowerPIMMを持ってる俺としては、速攻でMI-C1とパソコンとのシンクロナイズをやってみたいわけだが、ここで問題が。MI-C1とのシンクロナイズは、PowerPIMMのVer.3.51じゃないとできない。俺がこないだまで最新版だと思っていたPowerPIMMは、残念ながらver.3.5。ああっ!! あと0.01だけなのに!! ソフト全体の350分の1だけバージョンが上がるだけでシンクロナイズできるようにな……そういうコトじゃないでしょ>俺。

 ところが、ココに行ってみたら、あっさりとアップデート分のファイルが置かれていた。このアップデータを使えば、PowerPIMMのVer.3.0/3.0R2/3.0R3/3.0R4/3.5/3.5R2/3.5R3/3.5R4/3.5R5の各ユーザーは、めでたくVer.3.51へバージョンアップできる。

 てなわけでさっそくダウンロード開始……したのだが、なーんかどうも本日はサーバの反応が悪いようで。実はさっきからもう2時間以上もアレコレしているのだが、毎度途中でタイムアップ。全然ダウンロードできない。じゃあコレだ!! ってんでReGet(ダウンロードの途中再開なんかもできる便利なソフトだヨ!!)を使っているのだが、当のファイルが置いてあるサーバがどーも無反応になりがちで、まだ20%程度しかダウンロードが終わっていない。

 待てば待つほどムカムカしてくるので、シャープのサイトをいろいろ見ていたら、こんな情報を発見した。MI-C1を買った人に、PowerPIMM Ver.3.51を激安提供。今回限りの5,250円!! イキなテキ屋のオッサンが言うところの5250万円であり5250万両であり5250億円!! MI-C1ユーザーになったけどOutlookもPowerPIMMも持ってないって人にはナイスなタイミング&情報かもしれない。

 などと、原稿を書いたり他のウェブページ見てお茶を濁しているにも関わらず、まだまだアップデータのダウンロードは終わりそうにない。いつもはサクサクッと反応するサーバなんですけどねぇ。マーフィーの法則にハマってるサーバと俺であった。



■ その後のザウルスの感触など

 今回はデジカメユニットのコトも書こうと思ったのだが、実は現在夜であって、しかも雨なのであって、さらにもしかすると明け方は雪になるかもしれないのだ。要するにどーゆーコトなのかと言えば、デジカメユニットをマジメかつ正しくテストする環境がないっていうか、かなり何時間も先まで大いなる太陽の光に恵まれない感じなのだ。室内光だけでデジカメユニット試して原稿書くのもナンだし、デジカメユニットを使った記憶だけで書くのもアレなので、今回は、デジカメユニットはパス。

 その代わりと言っちゃナンだが、ここしばらくザウルスを使ってきた感触などを書きたい。

 まずひとつ、イマイチな点。MI-C1の上部に収納されるタッチペンがどうにも使いにくい。直径約5.1ミリ、長さ約89ミリのこのペンは、太さについても長さについても使いにくい。短過ぎるし細過ぎる気がする。特にこの短さにはどうやっても慣れない。なので俺は、シャープ製の“ボールペン内蔵型タッチペン”(名前とか型番とか忘れました)を使っている。外出時もこのペンを持ち歩いているのであった。

 それにしてもどーして内蔵のタッチペンはこんなに短いのだろうか? まあ太さは慣れれば慣れられる太さなのだ。が、長さだけはどうも。四角い紙パックのジュースのストローより短い。もちろん伸びたりはしない。MI-C1の本体の長辺部分は、MI-610付属のタッチペン(こちらはわりと使いやすい)の長さ程度あるのだから、もっと長いタッチペンを内蔵して欲しかったところだ。

本体左側の3つの物理的ボタン。左の小さいボタンが「戻る」、右が「決定」、下の大きいボタン状のものが4方向キー

 そんなムカつきイラつきを感じつつMI-C1を使っていたら、改めてMI-C1の本体上面左上の3つのボタンの便利さを知った。戻る(電源)キー、決定キー、それから上下左右に押せるパッドタイプのカーソルキーだ。MI-C1を使うのは多くの場合で情報のブラウズだけになるが、この時、積極的にこの3つのキーを使うと、ほとんどタッチペンを使う必要がないのであった。またこれらのキー、左手親指のみで操作できるように配置されている。カーソルキーに親指の腹を置いた状態で操作すると、MI-C1を左手で持ちつつ左手親指で操作できるので、片手で使いこなせる。

 てなわけで、これら3つのキーは、慣れれば慣れるほど非常に便利。アドレスやスケジュールなどを見るだけなら、ほとんどこれらのキーでことが済む。また、当たり前のコトだが、ザウルスの液晶面は付属のタッチペンじゃないモノで触っても動作するので、例えば爪とか指とかで操作することもできる。なので、まあ、付属ペンの短さはムカつくにしても、これら3つのボタンと指でどーにかなっちゃうことが多いのも事実。

 それから、やはりMI-C1は少々メモリが少ない感じがする。ユーザーエリア約7MBと、PDAにしてはけっこう大容量のメモリがあり、CFメモリカードを使えば十分大きな容量を確保できる。のだが、デジカメカードを使いながらどうこう、とか、モデムカードを使いながらどうこうするとなると、やはり本体内にもっと大容量のメモリがあった方が嬉しい。また、MI-C1は買ったばかりの状態だと、かなりの量の便利データやアプリ(MOREソフト)がインストールされているので、7MBをフルに利用できるというわけではない。まあ、データやソフトを全て消しちゃえば利用できるが、これらのデータやソフトがけっこうイイ感じ&便利なので、どうにも消しがたい。

 とか言いつつ俺の場合はもう残りメモリがほとんどなくなってきたので、背に腹は代えられないというコトで、乗り換え案内等のMOREソフトやデジカメ画像の一部を削除したのだが、やっぱり削除するとちょっと残念なのであった。どーせなら最初から10MB以上、いや20MBくらいのメモリを載せといてくれたらなー、と思った。

 てなわけで、次回こそ、デジカメとかシンクロナイズとかのレポートをしたいと思う。

◎関連URL
新ザウルスMI-C1製品情報
http://www.sharp.co.jp/sc/eihon/mic1/text/index.html
シャープスペースタウンのホームページ
http://www.spacetown.ne.jp/
シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/

(スタパ齋藤)
2000/01/14


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