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シャープとの戦いを続けたい俺
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C1で地図を呼び出せ!! モバイルマップforザウルス
【2000/03/17】
ザウルスで4コマ漫画
【2000/03/10】
この機能、かなり“買い”って感じ!!
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エッジでの通信に落ち着いた俺
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デジタルカメラカードCE-AG06の使い心地
【2000/01/28】
パソコン連携キット+Outlookでシンクロナイズ!!
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シンクロナイズれなかった俺
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インターネット接続は楽勝感高し!
【1999/12/24】
マイMI-C1ゲット!! 使用感は上々!
【1999/12/17】
MI-C1、細かいようだがココがナイス!!
【1999/12/10】
新型ザウルスMI-C1発売!!


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インターネット接続は楽勝感高し!


■ つなぐゼ!! 俺はつなぐゼ!!

シャープ ザウルスMI-C1
標準価格88,000円。ファインシルバーとフォーマルブルーの2色がある。店頭価格は7万円前後

 そうなんだよ!! 俺はつなぐんだよ!! ザウルスをネットワークにつないで楽しむんだよ!! ザウルスをコンピュータにつなぐんだよ!! ザウルスにデジカメとかボイスレコーダ用マイクとつなぐんだよ!! つなぎ三昧なんだよ!! つないでつないでつなぎ倒すつなぎ大臣になって遊ぶんだよ!!

 と、鼻息を荒くして、デジタル携帯電話ケーブル(CE-DT1)とcdmaOne接続ケーブル(CE-CT1)とPHS接続ケーブル(CE-PT2)とパソコン接続ケーブル(CE-170TS)とパソコン連携キット(CE-C1PK)とデジタル携帯ホルダー(CE-C1CH)とボイスレコーダキット(CE-VK1)とデジタルカメラカード(CE-AG06)とオプションポート変換アダプタ(CE-HA15)を買ったんだよ!! でもまだパソコン連携キット(CE-C1PK)とデジタル携帯ホルダー(CE-C1CH)とボイスレコーダキット(CE-VK1)が届かねえんだよ!! そしてパソコン接続ケーブル(CE-170TS)とオプションポート変換アダプタ(CE-HA15)は何となく買っただけなのでとりあえずつなぐ目的がねえんだよ!! だから現在のところつないで遊べるのはデジタル携帯電話ケーブル(CE-DT1)とcdmaOne接続ケーブル(CE-CT1)とPHS接続ケーブル(CE-PT2)とデジタルカメラカード(CE-AG06)なんだよ!! でもやっぱりとりあえずデータ通信したいってことでまずはMI-C1にデジタル携帯電話ケーブル(CE-DT1)とcdmaOne接続ケーブル(CE-CT1)とPHS接続ケーブル(CE-PT2)をつないで遊ぶゼ!! って製品名と型番を意味もなくズラズラ並べんじゃねえよこのタコって感じですな。

 というわけで、とりあえずデジタル携帯電話ケーブル(CE-DT1)とcdmaOne接続ケーブル(CE-CT1)とPHS接続ケーブル(CE-PT2)の3本のケーブルを使い、MI-C1を各種の通信機器(つーか電話)につないでみた。



■ 一発接続でおもしろみ半減

今回使用した別売の携帯電話およびPHS接続ケーブル。左からデジタル携帯電話接続ケーブル(CE-DT1)、cdmaOne接続ケーブル(CE-CT1)、PHS接続ケーブル(DDIポケット用、CE-PT2)。各4,500円

 友人の船田戦闘機氏は、2000年問題についてこう言っている。
「オレはさー2000年問題に期待してるんだよねー。ていうか2000年問題で痛いメに遭いたいんだよねー。せっかく2000年なんだしさー」
 むむー、妙に正直な奴である。確かに、何と言うか、我々パソコン野郎は、多少は困難があった方が張り合いがあったりする。いやパソコン野郎じゃなくても、物事には多少の困難があった方が、解決したり克服したりした時の“達成感”があって気持ち良いのだ。

 そういう意味では、MI-C1においてはこの“達成感”がイマイチ足りないと言えよう。と言うのは、まず、さあ通信だぜ通信だぜダイヤルアップだぜPPPだぜーと気合を入れて、前述のデジタル携帯電話ケーブル(CE-DT1)を用い、NTTドコモのデジタル携帯電話とMI-C1を接続し、通信を試みたら、アッと言う間かつスンナリかつ問題皆無のうちに通信が成功してしまったのであった。しかも、MI-610から引き継がれた(と言うより単にコピーされた)通信設定データをそのまま使ったら通信できたので、つまり俺がほとんど何もしなくても、MI-C1はドコモのケータイと親和したってわけだ!! ダメだダメだダメだ!! もっとこうなんか取り組み甲斐がなきゃダメだ!! もっとハマって苦労して最終的に通信できてザウルスとかドコモのケータイとかをねじ伏せた感じで「フッ、俺にかかればこんなモンだゼ」などとひとりで呟きたかったのに!!

 というわけで、相変わらずザウルスは通信機器とカンタンに接続できまくるのであった。もちろん、俺のように最初から初期設定データがない場合は、プロバイダ特有のデータ(DNSやアクセスポイントの電話番号やログインID等)の設定は必要なのだが、それでも特にヘンなコトをしたりヘンなプロバイダだったりしなければ、何事もなく通信機器と連携し、ネットにつながっちゃう。それがザウルスなのであり、ラクっちゃあラクだが、つまんないっちゃあつまんないのである。

 でも次のcdmaOne接続ケーブル(CE-CT1)を使って、14.4Kでのデータ通信は多少なんか問題とか出るだろ、きっと。とか思ってcdmaOne端末とMI-C1をつないだ瞬間またもや通信成功。あーそうですか成功ですか楽勝ですねー良かったですねーつまんねーですねーと思ったが、まあ、ザウルスだからこーゆー感じなのだろう。

 しかし次はPHS接続ケーブル(CE-PT2)だから、32KのPIAFSで……あーコレもなんか成功しちゃいそうだなーつまんないなー。などと思ったが、俺の使うプロバイダは32K PIAFS未対応なので、そうだアレをやろう、PTE経由の接続を!! これならきっとうまくいかないでハマって取り組んで苦労して心地よい疲労感が!! と屈折した期待をしながら試したら、ヤッタぁ!! 失敗だァ!! そうだよたまには失敗しないと携帯端末らしくねえってもんだよなー。とか多少ニヤつきつつ、いろいろ試したがダメ。いよいよ本格的にハマるのか~!? と思いつつマニュアルを開いた瞬間問題解決。PHS接続ケーブル(CE-PT2)だとPTE経由の接続はできないんだそうな。なるほど。そう言えばMI-C1上の通信機器の設定項目には、CE-PT2の通信スピードのトコロに32K PIAFSしかないや。なるほど、単にマニュアルを読まずに手こずっただけだったのか。ふぅん。



■ 通信時のイージー感向上

 カンタンにつながるし問題解決指向のマニュアルだしで、つまんない、というのはまあ冗談にせよ、ザウルスは機種を重ねる毎に通信系の困難が減っている感じだ。前述のように、プロバイダ特有の基本的な通信設定はあるにしても、それ以外の、例えば接続先の設定や通信機器の設定などの、ザウルス上の設定はどんどんラクになっている。

 例えば、MI-C1のインデックス画面などには、いつも[接続先]や[(接続用)機器]などの表示が出ている。これらの表示は、MI-C1で、どの機器を使ってどこにアクセスするかを決めるプルダウンメニューになっている。具体的には、[接続先]でプロバイダやアクセスポイントを設定し、[機器]で用いる通信機器を決める。[接続先]には複数のプロバイダやアクセスポイントを任意に設定でき、[機器]にはPDCやcdmaOneやドッチーモ(PDCおよびPHS 64K)や各種PHSやモデムカードなどが設定できる。で、この[接続先]と[機器]の組み合わせ(つまりアクセスポイントとプロトコル)を決めて、自由にネットに接続できるようになっている。

 この設定が、インデックスやメール等、いろいろな画面で行えるようになっているので、さあ通信しようという時の面倒な手順がほとんどない。最初に[接続先]と[機器]の個々の項目に、必要な分だけ設定をしておけば、後は通信時、その場で接続先電話番号や使う通信機器を選べばいいだけ。以前のMIシリーズザウルスだと、これらの設定は特定の画面でしかできなかったし、MI-C1のような単純な手順では設定を変更できなかった(と同時にわかりにくかった)。

 それから、例えばメールの受信なども、目的指向のメニューになっていて非常にわかりやすい。メール機能を呼び出すと、“やりたい事を下のボタンから選んでタッチしてください”という表示とともに[作る][送る][受ける][読む]のボタンが並ぶ。その下には、前述の[接続先]と[接続機器]のプルダウンメニューが表示される。非常にわかりやすくできているのだ。これなら、メール初心者でも扱えるし、複数のプロバイダ・複数のアクセスポイント・複数の通信機器を使い分けるユーザーにも便利だ。

 どこで接続先の設定をして、どこでその通信設定を使うように設定して、またどこで通信機器の設定をするのか、そんなことがごちゃごちゃになっている某PDAなどと比べると、天と地ほどの違いがある。俺や船田氏のように「多少ハマって苦労して遊びたい」と思うような奴ならともかく、フツーの人にとっては“まだ一度も通信してないのに通信がイヤになるような通信準備設定”は、いわゆるひとつのフザケ過ぎであってダメであって却下であると言えよう。そんな意味で、MI-C1の通信設定および通信時のイージーさは、非常に良くできた優しい作りになっていると感じる。



■ でもPIAFSしたいなぁボクちんは……

パナソニックのエッジ端末「KX-PH23F」とザウルスを接続。さあPIAFSするもんね!

 せっかくPHS接続ケーブル(CE-PT2)を買ったというのに、加入しているプロバイダが32K PIAFSに対応していないし、CE-PT2用の設定だとPTEも使えない。これは非常に残念。ていうかパナソニックのPOCKET Eを買った時も、32K PIAFSで残念な思いをしたのだ。ココは一発、32K PIAFSに対応しているプロバイダに入るしか!!

 と思ったが、いざプロバイダを選ぶとなると、さてどこがいいのかちょっとわからない。そんな時、担当編集者のクドーさんのコトバを思い出した俺なのであった。
「アレっすよ~なんかシャープがやってるスペースタウンってけっこう頑張ってる感じでよさげな感じですよ~PIAFSアクセスポイントとかかなり多いし~」

 それだ!! それにしてみよう!! そうだMI-C1はシャープ製なんだからスペースタウンで残念な状態にはならないような気がするっていうか残念状態になったら「すげー残念っス~」って記事に書いちゃうヨってコトで、スペースタウンに加入してみることにした。そして、どーせだから、MI-C1からオンラインサインナップして加入してみることにした!!

 で、さっそくオンラインサインナップ。手順としては、あー、俺は全然知らなかったので何となくインデックスを見ていたら、ホームインデックス1に[まず初めに]というボタンがあった。何となくタッチしてみたら、どうやらこのボタンからシャープスペースタウンへのオンラインサインナップができるようなので、処理を進めた。

シャープ スペースタウンへの入会は、接続料金のコースやクレジットカードナンバーなどを聞かれるままに入力するだけでオンラインサインナップ完了。所有者情報をあらかじめ入れてあれば、脱力するほど簡単だ

 画面上に表示されるオンラインサインナップフォームに住所氏名年齢などを記入……する必要もあまりない。MI-C1上(というかMIシリーズのザウルス共通)の所有者情報(名刺交換時に使うユーザーの住所録データみたいなモンですな)から、自動的にオンラインサインナップフォームにデータが読み込まれる。多少の不足データを書き込み、カード番号や希望メールアカウントを入力。そして通信を始めると、わぁ!! さっきまで全然使い物にならなかったPHS接続ケーブル(CE-PT2)とエッジ端末がしっかり動いてスペースタウンに接続して何かやってるゾ!! と喜ぶ間もなく、無事、スペースタウンに加入できた。

 そして、スペースタウンへログインするためのデータ(IDとかパスワードとかDNSとかアクセスポイント電話番号とか)は、MI-C1のメールボックスの中に新規メールとして入っている。じゃあそのメールの内容を見てスペースタウンへの接続設定を……する必要なんか全然なかった。スペースタウンへの加入手続きが終了した瞬間、新たな接続先としてスペースタウンが作られて設定されるのだ。つまり、プロバイダへの接続設定の面倒ことIDやパスワードやDNSの入力などは、MI-C1からスペースタウンにオンラインサインナップ加入した場合においては、一切不要。自動的に設定が済むのだ。と同時に、メールの設定についても、自動的に済んでいた。

 要するに、MI-C1からスペースタウンにオンラインサインナップ加入すると、それだけで、メールやインターネット接続(ウェブページ閲覧等)の設定が完了する。ユーザーはオンラインサインナップの手続きをするだけで、間もなくイキナリ、インターネットっつーモンを利用しまくれるようになるのだ。なるほど、これなら初心者がまごつくこともないし、シャープへの質問電話も激減する感じ。

 まあ、こういう“自動設定”は、パナソニックのPOCKET EでDIONにオンサインサインナップした時や、NTTドコモのエクシーレ(NEC製パケット通信機内蔵型端末)でmoperaを使い始める時などにも見られる、そーんなには珍しいコトではない。でも、通信機能において全体的に初心者への優しさが感じられ、同時に他の機能全般においても初心者を意識しているMI-C1に、このような自動設定機能があると、何と言うか、イージーさを徹底している印象を強く受け、とてもナイスなイメージが残る。さらに、MI-C1は初心者に容易なだけではなく、勝手知ったるマニアな人をも納得させる強力な機能と性能を持っている。簡単なだけ、とか、高機能なだけ、ではない間口の広さと、この練り込まれ方を見ると、やはりザウルスは気合入った情報携帯端末だよなーと思うのである。

 そんなわけで、今回は3本の通信用ケーブルを比較的楽勝のうちに試してみた。次回はもっといろんな接続をしようということで、デジタルカメラカード(CE-AG06)、それから手に入っていれば、パソコン連携キット(CE-C1PK)を試してみたいと思う。特にパソコン連携キットは、Windows用の各種PIMMやメーラに幅広く対応しているし、強力なシンクロナイズ機能を持つと言う。この辺に期待して商品の入荷(ていうか入手!?)を待ちたい。

◎関連URL
新ザウルスMI-C1製品情報
http://www.sharp.co.jp/sc/eihon/mic1/text/index.html
シャープスペースタウンのホームページ
http://www.spacetown.ne.jp/
シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/

(スタパ齋藤)
2000/01/14


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