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1999/12/27
わたしの1999年・ベストモバイルっ!
1999年、わたしにとっての最強のモバイルアイテムはズバリ「WorkPad」である。なぜか、理由を説明しよう。
わたしは字が汚い。さらに書き順も間違っている。とくに「冓」の字の書き順は、いくら書いても直らず、ザウルスで手書き認識されない。もちろん「講」も「構」も「溝」も「購」もダメである。たとえば、わたしが「側溝構造論受講票購入」などというフレーズをザウルスで書こうとすると…まず淡い期待を抱いて微笑みながら漢字で入力し、そのあといくら繰り返しても正しく認識されないことに怒りを覚え奇声を発し、さらに絶望に打ちひしがれた半べそで平仮名で入力するも、やはりへたくそな字のせいで誤認識され、悲嘆にくれて枕を涙でぬらす羽目に合うのである。
そして。そんなびしょ濡れ枕で毎日を過ごしていたわたしの目の前に現れたのがWorkPadである。WorkPadはGraffitiというアルファベットしか認識しないという偏った文字認識を採用している。これの誤認識が非常に少ない。Graffitiは独特な書き文字なので覚えるのが面倒であるが「Ultima IV(会話がローマ字入力なRPG)」のためにブラインドタッチをマスターしたわたしにとっては敵ではない。今では左手に雑誌を持って右手でWorkPadを持ちながら右手の親指だけで文字を入力するという究極の「立ち読みメモスタイル」までマスターした。もちろん「足りないアプリはどっかにあるから拾って入れろ」的スタイルも「The Bond」のような物欲をそそる珍奇なアイテムも、Palmシリーズの魅力ではある。しかし、なによりも…わたしはもう「側溝構造論受講票購入」と何の迷いもなく入力することができるのだ…
今日の教訓「でも社会人になるんだから字はきれいに書こうね」
商品名 |
販売元 |
価格 |
WorkPad(30J) |
IBM |
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(白根 雅彦)
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