こどもとIT

Google、児童生徒向けのハンドブック『はじめよう!私たちのこれからの学び Google for Educationの使い方ブック』を公開

1人1台環境でChromebookが導入された小中学校や、Google Workspace for Educationを利用する教育者に向けて、児童生徒が使えるハンドブック『はじめよう!私たちのこれからの学び Google for Educationの使い方ブック』を紹介しよう。

『はじめよう!私たちのこれからの学び Google for Educationの使い方ブック』より抜粋

同冊子は、Googleが「Google GIGA School」のページ内で公開したもので、誰でも無料でダウンロード可能。端末導入初期に使える冊子となっており、ChromebookやGoogle Workspaceを使って何ができるのか、子どもたち自身が読んで学べる内容になっている。

最初は、Google Workspace for Educationのツール一覧の紹介や、アクセス方法からスタート。続いて、クリック、ドラッグ、ショートカットキーなど、Chromebookの基本操作やキーボード入力を紹介し、Google Classroomの使い方へ。「分からないことを検索してみよう」「Googleドライブを使ってみよう」など、ひとつのテーマにつき2ページほどの分量で手順がわかりやすく説明されており、簡潔で読みやすい。

『はじめよう!私たちのこれからの学び Google for Educationの使い方ブック』より抜粋

またツールの操作方法だけを説明するのではなく、後半では「情報と上手に付き合おう」や「文字情報の伝わり方の特徴を知ろう」など情報モラルに関わるコンテンツも用意。ICTを使った調べ学習や意見交換をする際に、子どもたちがこれらのページを事前に読んでおくのもいいだろう。

GoogleはほかにもGoogle GIGA Schoolのページで、日常の使い方や情報教育、授業でのICT活用など専門家監修のコンテンツをまとめた「教育専門家監修ライブラリ」も公開している。そこでは「活用推進のための参考動画集」や「Google Workspace 素材・教材テンプレート」など、学校現場のICT活用に役立つ情報が網羅されているので、活用に悩む教育者はぜひアクセスしてほしい。

神谷加代

こどもとIT副編集長。「教育×IT」をテーマに教育分野におけるIT活用やプログラミング教育、EdTech関連の話題を多数取材。著書に『子どもにプログラミングを学ばせるべき6つの理由 「21世紀型スキル」で社会を生き抜く』(共著、インプレス)、『マインクラフトで身につく5つの力』(共著、学研プラス)など。