こどもとIT
【編集部ピックアップ】EDIX東京、顔出し苦手な先生も、VTuberでオンライン授業を楽しく!
――第12回教育総合展「EDIX東京」展示会場レポート③
2021年5月20日 06:45
第12回教育総合展「EDIX東京」(主催:リード エグジビジョン ジャパン株式会社)の展示会場で見た気になる製品を取り上げる本レポート。今回は、アップル製品の導入から運用まで、トータルサービスを手掛けるTooのブースを紹介しよう。YouTubeチャンネルを持つ現役教師、青山学院中等部の安藤昇氏の動画を交えてお届けする。
VTuberでオンライン授業に効果的な演出を
コロナ禍で配信需要が高まり、教育分野でもオンライン授業やプレゼンテーション、ウェビナーなど、新しいカタチのコンテンツ制作が求められている。そのひとつとして注目したいのがVTuber。2Dや3Dのアバターに、モーションキャプチャなどの技術で動きをつけて動画を配信するものだ。動画の進行役はアバターになるので、配信者が顔を出さなくていいのがメリット。オンライン授業で顔を出すのが苦手な教育者には、試してほしいツールでもある。
Tooでは、VTuberのアバター制作から配信までをトータルサポートする「Too アバターミーティングセット」を展示。実際に虎ノ門オフィスとEDIX会場をZoomでつなぎ、VTuberと来場者が双方向でやり取りをする、リアルタイム配信も体験できた。
Tooアバターミーティングセットでは「Adobe Character Animator」や「Photoshop」でアバターの作成が可能。スイッチャー「ATEM Mini Pro」など、ライブ配信に必要な機材もセットに含まれる。ブース担当者によると、教育現場ではオンライン授業やウェビナーなど効果的な演出としてVTuberの利用が増えているほか、講師役をVTuberにすることで、ひとつのコンテンツを複数の教員で分業しながら作りあげる、といった活用もあるという。
またTooのブースでは、GIGAスクールで導入されたiPadの本格活用に向けて、さまざまなソリューションも展示。iPadはクリエイティブな活動に適していることからAdobe Creative Cloudを活用した授業や、学校向けにプレゼンテーションなどの出前授業を行う一般社団法人アルバ・エデュと協力して、アクティブ・ラーニングのカリキュラムや必要機材の支援なども行なっていくという。