こどもとIT

WDLC、「micro:bit」を小学校に無償配布する取り組みを拡大――文部大臣を表敬訪問

ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(以下、WDLC)は、今年の6月にスタートした、micro:bitを小学校に無償配布し、プログラミング教育を応援するプロジェクトについて、micro:bitを無償配布する団体数を当初の100団体から200団体に拡大すると発表した。あわせてプロジェクトの名称も「MakeCode×micro:bit 200プロジェクト」と変更する。

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また7月17日には、WDLC会長を務める梅田成二氏が、文部科学省 文部科学大臣の林芳正氏を表敬訪問した様子も公開された。

文部科学省 文部科学大臣の林芳正氏(左)と、WDLC会長の梅田成二氏

まず、WDLC会長を務める梅田成二氏は、プログラミング教育に関して、「ツールは出てきつつあるものの、それをどう教えるかのレシピが足りていない状況」とし、文部科学省、総務省、経済産業省が連携する「未来の学びコンソーシアム」への賛同などを通じてレシピを準備していきたいと語った。

さらに梅田氏は、無償配布を200校まで拡大した背景として、6月13日に発表した同プロジェクトには合計135校の応募があったこと、その一方で応募した学校の地域が首都圏に偏っており、「北海道」「東北」「九州」などの応募が少なかったことから、地域ごとのプログラミング教育に関する取り組み状況の差を埋めるためと説明した。

林大臣は、本プロジェクトについて「素晴らしい取り組み」と称賛するとともに、実際にmicro:bitを使ったプログラミングを体験し、「楽しくてわかりやすい。子供たちは熱中するんじゃないか。画面の中だけでなく実際の物体が動くのが良い。今後のプログラミング教育は加速度的に発展していきそうだ」などとコメントした。

micro:bitを体験する林大臣

本プロジェクトの追加募集期間は7月17日~7月31日。公式サイトから申し込みが可能となる。

池辺紗也子