こどもとIT

未来のスーパークリエーターを発掘・支援する「未踏ジュニア」今年も開催──応募締め切りは5月11日

一般社団法人未踏は、小中高生・高専生を対象とした、「2018年度未踏ジュニア」を、2018年6月から10月にかけて開催すると発表した。

「未踏ジュニア」Webページ

未踏ジュニアは、独創的なアイデアを持つ17歳以下のクリエーター、プログラマーに対し、専門家の指導や最大50万円の開発資金・開発場所および機材の援助を行うことで開発したいものの実現を支援するプログラムだ。参加は無料、応募フォームから申請書類を提出したのち、選考と面接が行われる。応募締め切りは5月11日となる。

特に突出した成果を残し、「未踏ジュニアスーパークリエータ」として認定されると、2019年度以降の未踏IT人材発掘・育成事業(未踏事業)への推薦を受けることができる。

経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している未踏事業は、公募対象を25歳未満としているが、大学生や大学院生と比較して小中高生・高専生の採択率は低い実情がある。プログラミングを学ぶ小中高生が増え続ける中で、彼らに広い活躍の場を提供するため、今年度も未踏ジュニアを開催するに至ったという。

未踏ジュニアには、micro:bit Foundation、さくらインターネット、YassLab、 Progateの4社が機材・教材提供で協力しており、それぞれ、micro:bit Foundationは「micro:bit」の無償提供 、さくらインターネットはサーバーの無償提供、YassLabはWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」の動画教材の無償提供、 Progateはオンラインプログラミング学習教材「Progate」の無償提供という形で⽀援を⾏っている。

【開催概要】
応募方法未踏ジュニアWebページを参照
応募締め切り2018年5月11日 23:59
対象2018年4月1日時点で17歳以下の個人もしくは4人以内のグループ
採択人数10名程度
実施期間2018年6月中旬から10月までの約5ヶ月間(予定)
参加費無料(会場までの往復の交通費も負担される)
支援内容・PMを中心とした、未踏事業OBOGによるメンタリング
・各グループ最大50万円の開発費用の支援
・開発場所・開発に必要な機材の提供
・未踏ジュニアスーパークリエータ認定者の未踏事業への推薦

池辺紗也子