こどもとIT
親が子どもの教育に取り入れてほしい教育手法、1位は「プログラミング教育」
2018年2月19日 06:00
ソニー生命保険は2018年1月25日に、「子どもの教育資金に関する調査2018」を発表した。
本調査は、大学生以下の子どもがいる親に対し、2017年11月にインターネット上で実施し、有効サンプル1000名の集計結果を公表した。
早期の知育や英才教育は重要と考える親が7割近く
調査によると、「子どもの学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じる」という項目は「非常にあてはまる」が17.7%、「ややあてはまる」が47.9%、合計は65.6%となり、3人に2人が教育費の多寡が子どもの学力・学歴を左右すると考えていることがわかった。
また、「早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要だ」では、「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計は69.4%となる一方で、「スポーツや芸術の習い事よりも学習塾に教育費をかけたい」は合計44.6%と半分以下となった。早期教育を重要だと考える親が多い一方で、勉強だけではなくスポーツや芸術に多く触れてほしいと思う親も多いようだ。
子どもの教育に取り入れてほしい、1位は「プログラミング教育」
また、子どもの教育に取り入れてほしいと思う技術やプログラムなどがある親に、何を取り入れてほしいか聞いた設問では、「プログラミング教育」が48.9%と最も多かった。2020年からの小学校でのプログラミング教育必修化に向けて関心が高まっている様子がうかがえる。
次いで、子ども1人1人に最適化された学習内容を提供する「アダプティブラーニング」(43.2%)、タブレット端末などで映像や音声を盛り込んだコンテンツを配信する「デジタル教科書」(31.0%)、学習ログを用いて各人に最適な問題の提示やカリキュラム作成に利用する技術としての「ディープラーニング」(25.0%)、教科書の内容と映像を組み合わせて理解の促進を図るために利用する「AR(拡張現実)」(21.7%)などが上位に並んだ。
同調査では、この他にも、教育や教育資金に関する意識や実態、子どもに目指してほしい理想の大人・就いてほしい職業などの集計結果が公開されている。