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「お兄ちゃん、ご飯が炊けたよ♪」
春からの一人暮らしに向けた「痛家電」で勝負！
人気声優がささやいてくれる電子レンジや冷蔵庫、洗濯機に炊飯器

テレビの価格下落や円高により苦戦を強いられている家電メーカー各社だが、その突破口として「萌え」にポナソニックが社運をかけ　白物家電に喋る機能を付加した一人暮らし向け家電シリーズ「ひとりじゃないから寂しくないもん！」を発売する。ラインナップは電子レンジ、炊飯器、冷蔵庫、洗濯機、液晶テレビ、HDDレコーダーの6種類。

たとえば電子レンジの場合、人気声優を採用し「お兄ちゃん！ごはんできたよー！」と加熱終了をお知らせするほか、ユーザーが利用するメニューボタンを学習し「最近お肉ばっかりだから、たまにはお魚料理を作ってよお兄ちゃん！」といったアドバイスもする。また突然話しかけてくるモードなども採用し「私にも加熱水蒸気機能欲しいなぁー」などと脈絡のない話を始め、たとえ一人暮らしでもユーザーに寂しい思いをさせない。

なお「ひとりじゃないから寂しくないもん！」シリーズには、SDカードスロットが搭載され、PCで同社Webサイトから音声データをダウンロード（有償）をすることで、好みの家電にカスタマイズできるということだ。現在分かっているだけでも、女性声優がおよそ20名。それぞれにメイドさんや妹、姉に女王様というバリエーションが加わり、発売までに全部で100種類ほど用意するとのこと。

また各家電にはBluetoothが搭載され、ペアリングを行うことでそれぞれの家電がガールズトークを繰り広ろげ、1Kの一人暮らしの家に妹がたくさん住んでいるような錯覚に陥る。スマートフォンとの連携も可能で、有償の専用アプリをインストールすると、音声で操作したり、会話に参加できるなど、課金のトラップがあちこちに仕掛けられているのが特徴だ。

(2012年4月1日)

[萌え Watch編集部]

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