こどもとIT
「micro:bit」を小学校100校に無償配布、プログラミング教育の現場で活用できるアイデアや事例を蓄積する取り組み
2018年6月15日 14:04
2018年6月13日、ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(以下、WDLC)は、学校のプログラミング教育を応援する新たなプロジェクト「MakeCode×micro:bit 100プロジェクト」を開始すると発表した。
オープンソースのプログラミング学習環境の「Microsoft MakeCode」と、イギリスのBBCが教育用に開発したマイコンボード「micro:bit」で実践できる「プログラミング教育授業案」を作成した。各学校の授業で活用することを目的とした授業計画書と、サンプルとなるプログラムコード、授業実施後の報告書もまとめたキットとなっている。
また、授業案だけでなく、学校外のワークショップや家庭でも楽しく学べるサンプルコードも合わせて開発予定で、今後約6か月を目途に、合計約30コンテンツを特設サイト上で無償公開予定だとしている。
このプログラミング教育授業案を、実際の教育現場で活用し、その事例が新たな実践につながるエコシステムを作ることを目的として発足したのが、MakeCode×micro:bit 100プロジェクトだ。プログラミング教育をいち早く取り入れたい小学校100校にmicro:bit を20個ずつ、合計2000個を無償提供し、各小学校で授業を実践してもらう。その模様をWDLCへ実施報告書として提出してもらい、それを新たな授業案として特設サイト上で公開するという仕組みだ。同案を起点に新たなアイデアとケーススタディが蓄積され、教育の現場で活用できる共有財産が創出されることを目指す。
WDLCは、学校におけるプログラミング教育を普及・推進する「未来の学びコンソーシアム」からの後援を受け、日本のICT教育推進のために、プログラミング教育をはじめとする活動を展開する。
「MakeCode×micro:bit 100プロジェクト」は6月20日より公式サイト(後日公開)にて募集を開始する予定だ。