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鶴巻育子の撮りおろし オリンパス PEN E-PM1を試してみた
女子カメWatch読者のみなさん、こんにちは。フォトグラファーの鶴巻育子です。まだまだコートが手放せない日々もありますが、街を歩いているとお店のショーウィンドウや女の子のファッションもカラフルな色が増えて街中が春らしくなってきていますね。 私は毎日カメラを持ち歩いていますが、暖かくなりフットワークが軽くなるこの季節は撮影意欲がますます上昇します! 3月のお仕事がお休みの数日はラッキーなことに春らしいお天気が続きました。さて、カメラを持ってお出かけしたわけですが、そんな時のお供は「OLYMPUS PEN E-PM1」です。
そのときの気分や場所でカメラを変えていますが、街撮りにはE-PM1がピッタリ。なぜなら、とにかく小さくて軽いんです。大きなカメラバッグを持つ必要もなく、いつものバッグに入れても問題ナシ。そして、女子にはうれしいカラーバリエーションが豊富なのも魅力で、自分のスタイルにあったお気に入りの色を選べます。小さいけれど、高機能で、何より使い方がシンプルなので特にカメラ初心者の女子にはオススメです。 近頃、カメラにハマってる女の子が多くなって、街中でも一眼カメラを持った女の子を目にすることがよくあります。どんな写真が撮りたいか尋ねると、ほとんどの方がケータイやコンパクトデジカメでは撮ることが難しいボケ味を楽しみたいといいます。そうですね、一眼カメラでF値を変えることで背景がボケるのを撮れると皆さん感動しますね。 そして、カメラを初めて購入される方は、14-42mmのズームレンズが一緒のレンズキットをセレクトされる方が多いと思います。このズームレンズは一本で色々な画角が楽しめて、日常の写真を撮影するのにとても便利なレンズで私ももちろん持っています。 ただ、もっともっと写真を楽しみたいっていうかたには、ぜひ単焦点レンズを使ってみて欲しいのです! はじめは、ズームレンズと違いワイドやズームができなくて不便に感じるかもしれません。ですが、使ってみたらすぐに納得するはずです。 パンケーキレンズと言われている17mmのレンズはまず薄さが特徴です。よりコンパクトにカメラを持ち歩くことができて、見た目もかわいいです。私もよくこのレンズをつけて街のスナップを撮影します。肉眼で見るのと近い自然な描写が得られるので、少し広角気味の画角は街のスナップ撮影にとても適したレンズです。 そして、もうひとつは大口径45mmの中望遠レンズです。大口径とは、F値の数字が小さい明るいレンズになります。その特徴を簡単に説明すると、暗い場所での撮影がしやすくなり、きれいなボケが味わえます。夕方や夜、薄暗い室内でフラッシュなしでも充分撮れてしまいます。そして、ふたつめの魅力のボケ味は、皆さんきっと感動しちゃいすよ。ズームレンズでは出すことができない、きれいなボケは、より立体感や優しい雰囲気を表すことができるのです。 今回はこの45mmレンズを中心に、アートフィルターを組み合わせて、お花はもちろん、街で出会ったすてきなモノや場面を切りとったり、めったに食べない甘ーいスイーツもきれいな色に惹かれて、そしてきれいな色のお酒まで、いろんな春を、かわいく、カラフルに、ふんわり撮影しました。
(2012/3/23)
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