VR Watch
東京電力とポケクエが共同開発する業務向けMRソリューション「QuantuMR」
2018年5月17日 18:55
東京電力ホールディングス株式会社と株式会社ポケット・クエリーズは共同でMixed Reality(MR)研究を開始したことを発表した。実際の空間とデジタルデータを重畳できるMRの利点を活かし、発電所や工場等の現場業務の支援・高度化を狙うほか、将来的にソリューションとしてパッケージングし外販も検討するとのこと。
両者が共同開発するMR活用ソフトウェア「QuantuMR(クアンタムアール)」はデバイスとしてMicrosoftのHoloLensを利用。工場などの現場においてHoloLensのディスプレイ上に機器のインストラクションやアラートを重畳し、現場での作業性を向上するほか、MR上でのシームレスなレポート作成、本部へのデータ転送、あるいは本部から現場への指示など現場担当者とオペレーターのあいだの双方向のコミュニケーションも可能にする。
共同研究期間は2020年3月までを目処とする予定で、2019年初頭には実際の業務での活用を始めるという。
開発状況などの情報発信はQuantuMR特設サイトで行われるほか、5月22日、23日に開催されるマイクロソフトの開発者向けイベント「de:code 2018」でデモを展示する。