マンガをMRで読む日が来る？ 謎のMRヘッドセット「Magic Leap」でMRコミックアプリがリリースへ

多くの企業から多額の出資を受けながらも、いまだ謎に包まれたMRヘッドセットを開発中のMagic Leap社ですが、モバイル向けのコミック配信を手がけるMadefire社と組み、「MRコミックアプリ」をMagic Leap専用にリリースする予定であることがわかりました。

Madefireは、コミックに動きや音響を加えた「Motion Book」フォーマットを提供しており、同フォーマットをVRで体感できるGear VR用アプリや、Oculus Rift用のアプリがすでにリリース済みです。

Magic Leap用のアプリでは「コミック誌面を壁に貼ったり、宙に浮かせたり」でき、誌面に描かれた「キャラクターの後ろ側を覗き込む」ことも可能な模様。Rift版に比べて、立体音響への対応や可読性の向上といった要素もあるとのこと。

アプリはMagic Leapのローンチと同時にリリース。肝心のMagic Leapのローンチ時期は不明ですが、Madefireの公式サイトではアプリのアーリーアクセス版の先行登録を受付中です。

ちなみに、今回の発表を深読みすると、謎に包まれたMagic Leapのスペックがおぼろげながら見えてくるかもしれません。少なくとも、コミックという「可読性」が重要な用途にも、十分に対応できる表示スペックがありそうです。