【連載企画】スタパ齋藤の「ペン対応PCが欲しェ――――!!」 第1回

デジタルペン対応PCが3台もキたゼ!!

 機会あるごとにペン対応端末をイジって「うむむむむ〜」とか悩んでいる俺。ペン対応(もちろん筆圧対応!!)のWindows 8.1搭載PCが欲しいんである。

 というのは、以前から富士通のAndroidタブレット「ARROWS Tab F-02F」を愛用していて、まあコレがエラく便利なんですわ。表示は大きく高精細で動作もサクサクで防水防塵。現在はドコモMVNOのデータ通信SIMを入れて使っているが、も〜常時携帯モバイル端末として大役立ち。ノートPCの出動頻度ガタ落ちって感じ。

 なのだが、「ARROWS Tab F-02F」に足りない要素がある。ひとつはAndroidタブレットなので、Windowsアプリが使えないこと。まあアタリマエっすよね。でもやっぱりモバイル時に、Office系アプリとか、常用のテキストエディタとか、どーしても使いたいニャ〜と思うことがあるわけで。

 もうひとつ、「ARROWS Tab F-02F」はペン非対応。汎用の静電タイプのスタイラスペンは使えるものの、ポインティング精度が高い筆圧対応のデジタルペンには対応していないのだ。「ARROWS Tab F-02F」をモバイルで使用中、けっこー頻繁に「あ〜今デジタルペンでメモ書きできたらなあ」とか思ったりするのである。

 てなわけで、筆圧対応デジタルペンが使えるWindows 8.1搭載モバイルPCが欲しいなあ、と。そんなコトをブツブツ言っていたら、Impress Watch編集部から「じゃあ一通り使ってみなはれ」的なメッセージとともに、富士通製のデジタルペン対応Windows 8.1搭載PCが「3台も!!」届いちゃったのであった♪ うひょ!! 有り難くイジらせていただきますぅ〜♪

富士通「ARROWS Tab QH55/M」

富士通「ARROWS Tab QH77/M」

富士通「LIFEBOOK TH90/P」

 3台のデジタルペン対応PCは写真上から、「ARROWS Tab QH55/M」「ARROWS Tab QH77/M」「LIFEBOOK TH90/P」。「ARROWS Tab QH55/M」は以前にジックリとイジって最強に欲しくなったタブレットだ。「ARROWS Tab QH77/M」や「LIFEBOOK TH90/P」にも触れたことがあって、「あ〜こういうのはいいなあ」と、やはり欲しくなったPCであった。ともあれ以降、各機種の特長をザザッと見ていこう。

携帯性抜群の防水防塵タブレット「ARROWS Tab QH55/M」

 まずは「ARROWS Tab QH55/M」。防水防塵の10.1型タブレットで、2560×1600ドットの高解像度とIPS Alpha液晶により、印刷物みたいに鮮明な表示がなされるタブレットだ。もちろん筆圧対応デジタルペン/タッチによる操作に対応している。デジタルペンは本体に格納でき、筆圧は1024段階を感知する。

 サイズは横幅267×縦幅180.8×厚み9.9mmで、質量は約650g。前述の富士通製Androidタブレット「ARROWS Tab F-02F」とほぼ同じサイズ感ですな。10インチクラスのWindows 8.1タブレットとしてはスリムな感じで、携帯性は非常に良い。

Windows 8.1タブレット「ARROWS Tab QH55/M」とAndroidタブレット「ARROWS Tab F-02F」を比べたところ。10インチクラスのタブレットPCとしては、かな〜りスリムで薄い「ARROWS Tab QH55/M」なのだ。

「ARROWS Tab QH55/M」は筆圧1024段階感知のデジタルペン対応。ペンは本体右下に格納されている。もちろんタッチ操作にも対応している。

 ザッと使った感触としては、Officeなどのビジネスアプリを十分快適に利用できること。また、デジタルペンを使ってOneNoteなどにメモ書きした感じもスムーズ。紙とペンのような感覚でメモ書きしまくれるのダ♪

 ちなみにこのタブレット、満充電状態から約15.5時間(JEITA1.0)も使える。携帯性はいいし、動作も快適だし、長時間使えるし、ガシガシと書き込めるしで、やっぱりこの「ARROWS Tab QH55/M」はイイなぁ〜♪ とか再び思った俺であった。

タブレットにもノートにもなる「ARROWS Tab QH77/M」

 それから「ARROWS Tab QH77/M」。これは必要に応じて付属キーボードや別売クレードルと組み合わせて使える防水防塵タブレットPCだ。

 まずはタブレットPCとして気軽に外に持ち出だせますヨ、と。タブレット本体は防水防塵なので安心して使えるし、アウトドアアクティビティのお伴にも向くし、お風呂でも使えますな。そして必要とあらばキーボードと合体させたりして、ノートPCスタイルで利用できる。タブレットもモバイルノートもどっちも利用したい!! てな要望に応えたPCなのだ。

「ARROWS Tab QH77/M」は防水防塵タブレットPCとして使える。デジタルペンは本体右上に収納されている。

付属のキーボードと合体/分離できるコンバーチブルタイプだ

キーボードと合体させればノートPCスタイルで利用できる。

もちろん、キーボードを合体させた状態で折り畳んで携帯することもできる。

 主なスペックは、画面サイズが12.5型ワイドで解像度は1920×1080ドット。CPUはインテル® Core™ i5-4200U プロセッサー(HTテクノロジー対応)/1.60GHz(インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0対応:最大2.60GHz)を搭載している。こちらのPCも筆圧対応デジタルペン(1024段階)/タッチによる操作に対応している。デジタルペンは本体に格納可能だ。

 触ってみて「なーるほどね〜」と思いましたよ、ええ。必要に応じてタブレットPCとしてもノートPCとしても使える。キーボードが外せることは携帯性向上にも寄与。デスクトップリプレイスメントとして使う母艦的なノートPCと、携帯性に優れたタブレットPCの、ちょうど中間にあるというイメージのPCですな。ノートとタブレットのおいしいところ取りのPCとも言える。これもイイね♪

変幻自在、4つのスタイルで使える「LIFEBOOK TH90/P」

 そして「LIFEBOOK TH90/P」。スペック的なところから大雑把に言えば、前述のキーボード合体分離PC「ARROWS Tab QH77/M」を大画面化しつつ少々高性能化したような、ちょいとゴージャスなマシンだ。

 とりわけ目を惹くのは「4つのスタイルで使える」という点。具体的には「ノートPCスタイル」「シアタースタイル」「タブレットスタイル」「バリアススタイル」といったカタチに変形させて使える。自由にトランスフォーム♪

「ノートPCスタイル」ではクラムシェル型のノートPCとして使える。もちろんノートPCと同様に閉じられる。

動画や静止画をゆっくり鑑賞するような場合は「シアタースタイル」に。キーボード部がスタンドになるので、高い安定感とともに使える。

画面を裏返して折り畳めばタブレットスタイルになる。デジタルペンを使うのに便利なスタイルですな。ちなみにデジタルペンはキーボード右上に収納されている。

画面は360度回転するので、画面表示を使ってのプレゼンテーションや打ち合わせなどにも便利。

 なお、主なスペックは、画面サイズが13.3型ワイドで解像度は2560×1440ドット。CPUはインテル® Core™ i5-4200U プロセッサー(HTテクノロジー対応)/1.60GHz(インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0対応:最大2.60GHz)で「ARROWS Tab QH77/M」と同じ。このPCも筆圧対応デジタルペン(1024段階)/タッチによる操作に対応している。デジタルペンは本体に格納できる。

 俺のハートに刺さったのは、やはり「4つのスタイルで使える」というコトなのだが、そのなかの「バリアススタイル」にとくに惹かれた。これは絶対便利なハズ。俺とか端末の画面表示を見つつ見せつつ打ち合わせすることが多いから、机に置いたまま画面をあちらに向かせたりこちらに戻したり、自由に回転できるのは、絶対役立つと思う。

 前述のとおり画面サイズは13.3型ワイドと大きく、その解像度は2560×1440ドットと高精細。このPCの「バリアススタイル」を使ってのミーティングや打ち合わせ、絶対イイわ〜。便利だわ〜。はかどるわ〜。

 さておき、そんな感じのデジタルペン対応Windows 8.1搭載PC×3台。どれもイイなあ〜。じゃあ全部買……いやいやいやいや。まあ、しばらく貸してくれるということなので、アレコレと試してみて、またいろいろご報告しますネ。お楽しみに〜♪

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