企業同士が互いに安定株主となるため、双方の株式を持ち合うこと。とくに銀行が一般企業の株式を多く保有している。
日本流の経営手法のひとつで、従来は他社からの買収を避けるうえで、銀行などに安定株主になってもらうメリットがあった。しかし新会計基準の導入で、2002年3月期決算から持ち合い株式の時価評価が適用されるため、現在大手銀行を中心に持ち合い株式の解消売りが続いている。この持ち合い解消の動きが株式相場の需給面を悪化させ、売り圧力を強めている大きな要因となっている。