東証などの上場基準は満たさないが、市場から資金を調達したい企業が、株式を公開する場。証券会社の店頭で取引されることから、この名称がついた。
中堅・中小企業、ベンチャー企業が株式を公開(店頭公開)するケースが多く、その後東証1部や2部市場に上場するのが通例。成長企業が多い半面、証券会社が相対取引で市場が形成されているため、なかなか流動性が確保できない弱点もある。
米・ナスダック市場は米国の店頭市場。わが国の店頭市場は日本証券業協会が管理・運営している。