まぐクリック(4784 ナJ、1,250,000円)の2000年12月期決算に特に驚きはなかった。第3四半期の減収減益分を第4四半期で取り戻した格好になるが、第4四半期の売上成長率は13.2%であり、足下のモメンタムは強いとは言えない。まぐクリックは既に利益体質を確立しており、投資家の注目は売上の拡大である。セールスチームを増強しているものの、現状の商品競争力や販売チャネル戦略においては大幅な売上拡大は困難であると思われる。
メールマガジン広告の競争力は、広告が掲載されるメールマガジンの発行部数と精読度の掛け算で決まると考えられる。まぐクリックの「ウィークリーまぐまぐ」やその他一般マガジンの競争力は全般に高くはないと推測される。販売チャネルという点では、メール広告の専門代理店と直に取り組むことも必要であると考える。メール広告専門代理店はメール広告に特化しているため販売力が強く、且つ、広告主の要望や不満を直に聞いてくるので、まぐクリックの広告媒体価値の向上に寄与することも可能だからである。
レーティングは「保有」を継続する。ヤフーと比較してバリュエーションとしては割安感もあるが、ヤフーよりも売上のボリュームが小さい上に売上成長率も低水準で推移すると予想するためである。
株価(円) |
1,250,000
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52週レンジ(円) |
600,000-4,190,000
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(2001年2月23日) |
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発行済株数(千株) |
8
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時価総額(十億円) |
10
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ROE(%) |
5.4
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決算期 |
99/12
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00/12
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01/12予
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02/12予
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03/12予
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売上高(十億円) |
0.1
|
1.2
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1.6
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2.0
|
2.3
|
EBITDA(十億円) |
0.0002
|
0.3
|
0.3
|
0.4
|
0.5
|
経常利益(十億円) |
-0.004
|
0.2
|
0.3
|
0.4
|
0.5
|
当期利益(十億円) |
-0.004
|
0.1
|
0.2
|
0.2
|
0.3
|
EPS(円) |
-571
|
15,211
|
24,500
|
29,750
|
35,625
|
PSR(倍) |
171.6
|
8.1
|
6.3
|
5.1
|
4.3
|
PER(倍) |
-
|
82.2
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51.0
|
42.0
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35.1
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(注)EBITDA:償却前営業利益
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