FINANCE Watch

● 記事検索 [ランキング]
● ニュース<Top>
 ・最新ニュース45本
 ・マーケット動向
 ・個別企業
 ・月別記事一覧
● リポート<index>
 ・インタビュー ・経済
 ・企業 ・政策 ・政治
 ・ゲームに投資

● 話題最前線
 ・バックナンバー
● 連載コラム
 ・瓦版一気読み
 ・ニュースの見方
 ・市場より3歩先を
● 再編マップ
 ・銀行など4分野
● IPO情報
 ・予定一覧
● 証券用語集
 ・入門編
● サービスデータ
 ・オンライン証券
 ・オンライン銀行


● 関連リンク集
 ・リンクインデックス
click!
[PR] 
ウィット・キャピタルリポート [企業リポート一覧]
2001年1月18日
セクターレポート:メディア&コンテンツ
田島 健
ゲーム市場、
2000年の回顧と2001年の展望


2000年のゲーム業界はプレイステーション2(PS2)で幕を開けた。2000年3月に発売されたゲーム機本体は、前評判通りの人気で、年末までに国内で400万台を出荷した。しかし、国内のゲームソフト市場は販売本数が15%減(「エンターブレイン」調べ)と底冷え状態が続いた。ゲーム関連銘柄の株価は、いわゆるITバブル崩壊を挟んで明暗を分けた。任天堂(7974 東1、18,030円)やコナミ(9766 東1、8,090円)、カプコン(9697東1、3,570円)などは、2000年1月~3月の高値からは値を下げたが、99年半ばの水準もしくはそれ以上の株価で年を越した。

2001年のゲーム市場について、1)ゲームソフト市場の復活はなるか、2)新ハードの登場、そして3)個別企業の転換点、の3点をテーマに、展望を描いてみたい。

ゲームソフト市場復活の鍵は、固定ファン以外を呼び戻し、新規ユーザーをどれだけ取り込めるかにかかる。PS2に向けて各社が投入するソフトは、シリーズものの続編が中心となる。となると固定ファンを維持し、呼び戻す効果は期待できるが、新規ユーザーの獲得は未知数である。したがって、2001年度のゲームソフト市場はよくて99年度並に回復する程度で、そこから成長軌道に乗るかといえば、過度な期待は禁物であろう。標準プラットフォームとして最有力なのはPS2である。後発2社が発売する頃には国内では1,000万台近く普及していることが予想されるため、この時点で市場として成立し、十分なリードを取っているだろう。

ゲームソフト市場が2000年よりも良くなるというのがコンセンサスであるため、業績が伸びる企業は買われ、逆は売られることになろう。後は特殊要因に対する市場の許容度次第で、これは地合いと相談していくことになる。

第一のターニングポイントは、やはり5月の決算発表時の来期予想数字だろう。どのような根拠でどのような数字を各社が出してくるかで、投資判断が大きく変わるところである。全体的な投資スタンスとしては、前半は慎重に、実績を見ながら後半に掛けて銘柄を絞り込んでいきたい。


詳細はこちら


関連するリサーチレポートはこちら

任天堂(7974)アナリスト向け説明会報告
デジキューブ(7589)コンテンツ配信事業は緒についたばかり、業績予想に織り込むのはまだ早く、投資判断は「保有」
アップデート:ソニー(6758)、 コンテンツビジネスを加速



本レポートに掲載された情報・意見はウィット・キャピタル証券株式会社(以下"ウィット")の従業員が作成したものであり、発行日時点における判断を示したものです。本レポートは、ウィットが信頼するにたると判断した情報源にもとづき作成されていますが、当情報源の完全性、正確性を保証するものではありません。 本レポートに掲載された投資情報は必ずしも全ての種類の投資家にとって適切かつ妥当なものとは限りません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の目的や財務状況にもとづいてご判断ください。注意事項の詳細については、「詳細はこちら」を参照。

 

プライバシーについて | 編集部へのご連絡 Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
本サイトの内容につきましては万全を期しておりますが、提供情報がシステム等に起因する誤りを含んでないこと、すべての事柄を網羅していること、利用者にとって有用であること等を当社及び情報提供者は保証するものではありません。
当社及び情報提供者は利用者等が提供情報に関連して蒙った損害ついて一切の責任を負いません。投資等の判断をされる場合は、他の資料なども参考にしたうえで、ご自身の判断でお願いします。