伊藤忠テクノサイエンス(4739 東1、19,670円)(CTC)のカバレッジを開始し、新規でレーティングを弱含みの「保有」とする。現在の株価は来期業績を織り込んだ水準である。来上期の業績は今上期にあった特需の反動から、11.6%の増収、3.4%のEPS増益にスローダウンする見通し。期待値の高すぎる投資家の失望売りを誘わないか注視したい。
NTTドコモ(9437 東1、2,020,000円)i-modeサービス向けのサーバー販売が、2001年3月に前倒し計上される可能性がある。今期業績のポジティブサプライズによって株価が3万円を目指す展開になれば、利食いの絶好のチャンスと考える。
CTCの収益構造は典型的な商社タイプであり、高PERにはなじまないと考える。最近は米サン・マイクロシステムズとの株価連動を強めつつある。サンの株価調整に比べてまだ下落率が小さい。CTCの株価プレミアムがはげれば15,000円までの下落余地があろう。
一方で、急速に注目を集めているストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)関連の銘柄であり、CTCには持たざるリスクもある。
株価(円) |
19,670
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52週レンジ(円) |
12,917-43,333
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(2001年1月10日終値) |
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発行済株数(千株) |
61,500
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時価総額(十億円) |
1,209.7
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ROE(%) |
14.8
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決算期 |
99/3
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00/3
|
01/3予
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02/3予
|
03/3予
|
売上高(十億円) |
175.4
|
208.2
|
300.0
|
355.5
|
441.6
|
EBITDA(十億円) |
-
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12.6
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30.0
|
34.8
|
46.8
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経常利益(十億円) |
8.8
|
10.9
|
28.0
|
32.7
|
44.4
|
当期利益(十億円) |
3.0
|
6.1
|
15.1
|
18.0
|
24.7
|
EPS(円) |
55.1
|
100.0
|
246.0
|
292.7
|
401.1
|
PSR(倍) |
6.1
|
5.8
|
4.0
|
3.4
|
2.7
|
PER(倍) |
356.9
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196.8
|
80.0
|
67.2
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49.0
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(注)EBITDA:償却前営業利益
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