6日、株式会社ガーラ(4777 ナJ、978,000円)はオプトインメール事業のクリック率を重視するという事業方針を明確に打ち出した。クリック率の重視は、ウィット・キャピタル証券が従来から主張してきたポイントである。具体的方策は次の2点になる。第1に、提携サイトであるトライネットワークインターナショナル社の会員をオプトインメール会員から外すことである。第2に、2001年1月から個々の会員のクリック管理システムを導入することである。
ガーラは自社サイト会員に加え、インフォシークやgooなど大手サイトとの提携による会員(=提携サイト会員)を増やす戦略をとっている。この戦略は継続、強化していく模様である。ウィット・キャピタル証券は、クリック率を高めるためには、"オプトイン"をしっかりとり、ガーラに対するロイヤリティを高めることが不可欠であると考える。しかし、提携サイト会員に対しては自社サイト会員と同程度のロイヤリティを与えることは難しいとみており、提携会員を増やす戦略の継続、強化は評価することはできない。
オプトインメール事業の売上高については、会員数の減少などを考慮し、2001年3月期は2.9億円、2002年3月期は3.8億円へと下方修正する。
株価 |
\978,000
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52週レンジ |
\900,000-1,920,000
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(2000年12月6日) |
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発行済株数(千株) |
10
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時価総額(十億円) |
10
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ROE(%) |
0.2
|
決算期 |
00/3
|
01/3予
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02/3予
|
03/3予
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連結売上高(十億円) |
0.2
|
0.8
|
1.1
|
1.7
|
連結EBITDA(十億円) |
0.01
|
0.1
|
0.1
|
0.3
|
連結経常利益(十億円) |
0.01
|
0.05
|
0.1
|
0.3
|
連結当期利益(十億円) |
0.001
|
0.02
|
0.04
|
0.1
|
連結EPS(円) |
75
|
1,749
|
3,693
|
12,147
|
連結PSR(倍) |
43.1
|
12.9
|
9.1
|
5.8
|
連結PER(倍) |
13,036.7
|
559.1
|
264.9
|
80.5
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(注)EBITDA:償却前営業利益 *2000年3月期は7ヶ月決算
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