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ウィット・キャピタルリポート [企業リポート一覧]
2000年12月4日
セクターレポート:企業向け情報システム
桑原 毅
ソフトウェアトレンドウォッチ(Vol.1)
ソフトウェア株が上昇する3つの理由


ソフトウェア株を巡る諸条件は依然として不安定だ。しかし、ウィット・キャピタル証券はいくつかの理由から、ソフトウェア企業の株価は再び上昇局面に入ると考える。第1に受注環境が好転していること。99年末から2000年始めにかけて一時的に需要は減退したが、4月以降は金融機関を中心に受注は尻上がりに改善している。

第2の理由はウェブへの投資が本格化してきたことだ。ウェブシステムの高度化がウェブ・インテグレータという新たな担い手を登場させた。新興企業に加えて、従来のソフト会社やシステム・インテグレータもウェブ事業に本格参入している。従来企業の中では電通国際情報サービス(4812 東1、9,500円)は話題のプロジェクトを手がけた実績を持つ。ECサイト構築ツールベンダーが登場し、株式公開も実現する予定だ。

第3の理由は、ソフトウェア業界の地殻変動が起きつつあること。国内未公開企業の買収や大手企業同士の戦略的な提携に加えて、米国市場が暴落すれば海外企業の買収もあり得る。米国IT企業の動向に詳しい伊藤忠テクノサイエンス(4739 東1、25,030円)やフューチャーシステムコンサルティング(4722 店頭、900,000円)は要注目の存在といえる。CTCはドットコム投資の恩恵を最も受けている中の1社だ。フューチャーは最先端技術テーマのノウハウ蓄積が進んでいる。


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本レポートに掲載された情報・意見はウィット・キャピタル証券株式会社(以下"ウィット")の従業員が作成したものであり、発行日時点における判断を示したものです。本レポートは、ウィットが信頼するにたると判断した情報源にもとづき作成されていますが、当情報源の完全性、正確性を保証するものではありません。 本レポートに掲載された投資情報は必ずしも全ての種類の投資家にとって適切かつ妥当なものとは限りません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の目的や財務状況にもとづいてご判断ください。注意事項の詳細については、「詳細はこちら」を参照。

 

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