インターキュー株式会社(9449 店頭、1,590円)の2000年12月期の第3四半期決算が13日に発表され、14日に説明会が開催された。ウィット・キャピタル証券は、8月30日付カンパニーレポートで、今上期はプロバイダー事業からレンタルサーバー事業、ドメイン取得事業への転換期と捉えたが、今第3四半期決算はレンタルサーバーへの事業転換が着実に進んだと言えよう。
レンタルサーバー事業は第3四半期には契約件数が減少した。インターキューの収益基盤を支えるためには、契約件数の四半期毎の着実な増加は不可欠であると考える。第4四半期は「まるごとサーバー」に注目する。他の商材に比べて単価が高いことに加えて、9月から投入した「プッシュ型営業部隊」によって大幅な収益貢献が見込めると考えるからである。
ASP(アプリケーションサービスプロバイダー)として評価すれば、同業の楽天より割安感があるものの、レーティングは「保有」の継続が妥当であると考える。レンタルサーバー事業で今第3四半期の契約件数が減少に転じたことに加えて、「まるごとサーバー」の立ち上がりをもう少し見極めたいというのがその理由である。熊谷社長曰く、"足下固め"と位置付けた第3四半期を終えて、第4四半期は"再加速"することができるのかに注目する。
株価(円) |
\1,590
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52週レンジ |
\1,320-46,500
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(2000年11月14日) |
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発行済株数(千株) |
25,061
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時価総額(十億円) |
40
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ROE(%) |
3.4
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決算期 |
98/12
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99/12
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00/12予
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01/12予
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02/12予
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売上高(十億円) |
1.9
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3.7
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6.1
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7.2
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8.6
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EBITDA(十億円) |
0.2
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0.7
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1.2
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1.4
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1.7
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経常利益(十億円) |
0.2
|
0.7
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1.0
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1.3
|
1.6
|
当期利益(十億円) |
0.1
|
0.3
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0.5
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0.8
|
0.9
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EPS(円) |
5
|
12
|
22
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30
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37
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PSR(倍) |
17.0
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10.5
|
6.5
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5.5
|
4.6
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PER(倍) |
323.9
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129.4
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73.8
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52.4
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43.3
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(注)EBITDA:償却前営業利益
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(PDF、9ページ)
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