インターネット総合研究所(4741 東マ、2,690,000円)の2001年6月期第1四半期決算は、7月より本格稼動したデータセンター向けエンジニア派遣事業が順調に立ち上がり、売上高は前年同期比64.1%増の2.3億円となった。一方で、ASP(アプリケーションサービスプロバイダー)支援事業を展開する連結対象子会社等への先行投資や人員増加に伴う人件費増が影響し、経常損失は8,500万円、当期純損失は8,600万円となった。
なお、9月に報告したウィット・キャピタル証券による当社業績予想は変更しない。当社は、コンサルティング事業から、データセンターを核とした「創造型ASP支援事業」へのビジネスモデルの転換を進めてきており、事業ドメインの拡大局面であることから、その収益性についてはやや中長期に評価する必要があると見ている。
しかし、データセンター上でのASP支援事業や最近発表したCSP(コンテンツサービスプロバイダー)支援事業は、データセンター事業者として決して目新しいものではない。また、米エクソダス社との統合のプラス影響が明確に判断できないことから、レーティングは「保有」を継続する。
株価(円) |
2,690,000
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52週レンジ(円) |
1,890,000-77,210,000
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(2000年11月10日) |
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発行済株数(千株) |
40
|
時価総額(十億円) |
107
|
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ROE(%) |
0.1
|
決算期 |
99/6
|
00/6
|
01/6予
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02/6予
|
03/6予
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売上高(百万円) |
725
|
1,137
|
1,980
|
3,090
|
4,350
|
EBITDA(百万円) |
104
|
82
|
72
|
152
|
242
|
経常利益(百万円) |
64
|
29
|
80
|
180
|
310
|
当期利益(百万円) |
17
|
-6
|
46
|
103
|
177
|
EPS(円) |
429
|
-151
|
1,161
|
2,599
|
4,466
|
PSR(倍) |
147.0
|
93.8
|
53.8
|
34.5
|
24.5
|
PER(倍) |
6,270.9
|
-
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2,317.5
|
1,035.0
|
602.3
|
(注)EBITDA:償却前営業利益
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