インターネット総合研究所(4741 東マ、6,700,000円)の2000年6月期売上高(連結)は11.4億円(前期比56.8%増)と好調に推移したが、純利益はマイナス600万円の赤字決算となった。
第4四半期から始まったインターネットデータセンター(IDC)事業向け運用サポート事業が売上に大きく貢献した。今期以降は、IDC事業向け運用サポート事業が年度を通してフルに貢献し、上場費用などの一時的費用の発生がなくなることで増収増益が期待できよう。そのためには事業規模に応じてエンジニアを適時拡充していくことが重要となる。
株価は依然高い水準だが、同社は非連結対象企業のグローバルセンタージャパンに大きく依存したビジネスモデルとなっており、仮にその売上高まで含めて考えると、2001年6月期のPSRは18.3倍、2002年6月期には10.0倍程度にまで落ち着く。米国IDC事業者に比べて未だ高い水準だが、日米IDC市場の成長ステージの違いを考慮して、レーティングを「保有」とする。
株価(円) |
6,700,000
|
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52週レンジ(円) |
3,500,000-77,410,000
|
(2000年9月19日) |
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発行済株数(千株) |
13
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時価総額(十億円) |
89
|
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ROE(%) |
0.1
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決算期 |
99/6
|
00/6
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01/6予
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02/6予
|
03/6予
|
連結売上高(百万円) |
725
|
1,137
|
1,980
|
3,090
|
4,350
|
連結EBITDA(百万円) |
104
|
82
|
72
|
152
|
242
|
連結経常利益(百万円) |
64
|
29
|
80
|
180
|
310
|
連結当期利益(百万円) |
17
|
-6
|
46
|
103
|
177
|
EPS(円) |
1,287
|
-454
|
3,482
|
7,797
|
13,399
|
PSR(倍) |
122.1
|
77.8
|
44.7
|
28.6
|
20.3
|
PER(倍) |
5,206.30
|
-
|
1,924.10
|
859.3
|
500
|
(注)EBITDA:償却前営業利益
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