オン・ザ・エッヂ(4753 東マ)の2000年9月期第3四半期決算は、前四半期比で減収減益となリ、営業利益、経常利益ともにマイナスに転じた。
売上高の減少は、主力のWeb制作事業(ホームページの企画・制作)において、案件の大型化による売上回収時期のずれ込みが発生したためで、Web制作事業の将来性に不安を残すものではない。しかし4月に開始したIDC(インターネットデータセンター)事業「データホテル」の運営管理コストが月間1.1億円以上を要し、結果として利益ベースのマイナスを招いた。IDC事業における単月黒字化が当面の課題である。
第4四半期のポイントはデータホテル事業における新規顧客獲得の推移にある。事業の立上がりの時期に顧客データ消失事件が発生し、その影響が懸念されるが、短期的な影響に留まると見られる。
ウィット・キャピタル証券では、Web管理事業(データホテル事業等)の売上比率は2000年9月期で12.3%、2001年9月期には40%以上になると予測する。オン・ザ・エッヂをIDC事業者として見ると、2000年9月期のPSRは32.4倍、2001年9月期では14.1倍となり、米国のIDC事業者のそれと比べて高い。しかし、日米のIDC事業の成長ステージの違いを考慮して、レーティングを「保有」とする。
株価(円) |
2,850,000
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52週レンジ(円) |
1,400,000-5,610,000
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(2000年9月4日) |
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発行済株数(千株) |
13
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時価総額(十億円) |
37
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ROE(%) |
0.9
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決算期 |
99/2
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99/9
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00/9
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01/9予
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02/9予
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連結売上高(百万円) |
259
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263
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1,160
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2,672
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3,937
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連結EBITDA(百万円) |
31
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14
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-242
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-154
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455
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連結経常利益(百万円) |
27
|
10
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-285
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-183
|
432
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連結当期利益(百万円) |
13
|
6
|
-347
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-183
|
157
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EPS(円) |
997
|
460
|
-26,606
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-14,032
|
12,038
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PSR(倍) |
145
|
142.8
|
32.4
|
14.1
|
9.5
|
PER(倍) |
2,889.3
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6,260.2
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-
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-
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239.2
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(注)EBITDA:償却前営業利益、99年9月期は半期決算
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