FINANCE Watch

● 記事検索 [ランキング]
● ニュース<Top>
 ・最新ニュース45本
 ・マーケット動向
 ・個別企業
 ・月別記事一覧
● リポート<index>
 ・インタビュー ・経済
 ・企業 ・政策 ・政治
 ・ゲームに投資

● 話題最前線
 ・バックナンバー
● 連載コラム
 ・瓦版一気読み
 ・ニュースの見方
 ・市場より3歩先を
● 再編マップ
 ・銀行など4分野
● IPO情報
 ・予定一覧
● 証券用語集
 ・入門編
● サービスデータ
 ・オンライン証券
 ・オンライン銀行


● 関連リンク集
 ・リンクインデックス
click!
[PR] 
ニュースの見方(3/13)        [ニュースの見方3月バックナンバーへ]
底打ち最終局面に近付いたが・・・

【米ナスダック2000割れ~東証、今年最大下げ】
(13日朝刊各紙)
 ●日米同時株安の様相
 12日のNYダウ、ナスダック指数とも先週末の地合いの悪さを引き大幅続落した。NYダウは重要な下値ポイントである1万441ドルを割り込んだため(12日引け値1万208ドル)、4月にかけ下値9600~9300ドルも想定される。一方、ナスダックは重要下値ポイント2050Pを割り込んだため、最悪の想定ポイント1910Pに一気に近付いてしまった(12日引け値1923P)。

 米国株の大幅下落から、東京株式市場も下げ幅を拡大しているが、冷静に見ると底打ち最終局面に近付いたようだ。ただ、日経平均株価の最悪の下値ポイントは1万1000円であり、来週後半がそのポイントのように思える。

 日米同時株安の一方の責任は、混迷する日本の政治とその「先送り体質」にある。それだけに、マーケットからの厳しい評価を真摯に受け止め、日本経済の構造改革と、証券税制への早期取り組みが、優先されなければならないのだ。

【「公的資金注入」延長論も~自民金融対策本部、2年半ぶり再開】
(13日読売朝刊ほか)
 ●延長せずに金融システム安定化は果たせない
 97、98年の金融システム崩壊に瀕した際、水際で押さえることに機能した自民党の「緊急金融システム安定化対策本部」が2年半ぶりに再開されたことは、現在の事態の悪さを示している。

 日本の銀行は今、4つの深刻な問題をかかえている。第1は株の下落による保有株式の評価損失の拡大、第2は時価会計の導入による持ち合い株解消の加速化、第3はペイオフの2002年4月解禁による預金の流失懸念、第4は不良債権の最終処理。これらは4月以降の金融市場に大きな不安を投げかけている。

 銀行への公的資金注入を可能とする金融早期健全化法などが、今3月末に廃止されるが、これは絶対に避けるべきで、柳沢金融相の「延長は必要ない」との発言は誤りだ。

 そうではなく、銀行経営陣の責任追及を全面に押し出し、10兆円規模の公的資金の再注入することを宣言すべきで、このまま事態を先送りすれば、今の嵐はマーケットを根底から揺るがす。さまざまの抵抗を乗り越えた政治的決断が迫られており、マーケットへのメッセージと時間を最優先とした政策実行が急務だ。

【FINANCE Watchから】
 ●新生日興ビーンズが始動(12日)
 日興ビーンズ証券は投信積立をプランを大幅に増やす。こうした積立型投信は、個人金融資産を株式市場に向かわせる上で有効。同社が力を入れる背景は、東京株式市場が割安水準にきたことと、株式貯蓄に対する優遇策の機運を見越したものであり、要注目。

■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/03/12/doc2250.htm

[袴田まさお]
2001/3/13
プライバシーについて | 編集部へのご連絡 Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
本サイトの内容につきましては万全を期しておりますが、提供情報がシステム等に起因する誤りを含んでないこと、すべての事柄を網羅していること、利用者にとって有用であること等を当社及び情報提供者は保証するものではありません。
当社及び情報提供者は利用者等が提供情報に関連して蒙った損害ついて一切の責任を負いません。投資等の判断をされる場合は、他の資料なども参考にしたうえで、ご自身の判断でお願いします。