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ニュースの見方(1/10) [ニュースの見方 1月バックナンバーへ]

【日通工、4月から「NECフロンティア」に~事業統合で新社名】
(9日FINANCE Watch)
 NEC(6701)のPOS端末とキーテレフォンの両事業が日通工(6705)に統合され、4月から「NECインフロンティア」として新たなスタートを切る。

 今回の事業統合は、拠点統合といった効率化を進める一方、IT化に対応したマルチメディア情報通信機器・端末などに経営資源を集中し、POS端末とキーテレホンの事業において国内でトップシェアを得、グローバルには海外売上高を倍増し、シェア3位以内を目指すものだ。

 同社の株価は、2001年3月期決算が連結・単体とも赤字決算となるため一貫して下げてきたが、昨年12月21日に471円で底入れしたもようだ。

 この事業統合に伴う収益増を盛り込んだ2004年度の連結売上高は2000年度比倍増の2,200億円、ROE(株主資本利益率)は2000年度の2%が2004年度には10%以上となり、完全に有力IT企業への脱皮が図られる。

 このため、同社株は全般に軟調な相場展開の中、逆行高の動きとなり、500円台固めから上昇相場が期待される。

■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/09/doc1596.htm
・ニュースリリース
http://www.nitsuko.co.jp/press/new/shamei.htm

【会計ビッグバン~企業経営に激震】
(9日日経朝刊)
 企業活動がグローバルに広がる中、会計制度を国際的な尺度に合わせようと いう「会計ビッグバン」が、従来の貸借対照表では見えにくかった企業の経営 実態を表に出すことになる(17面)。

 この会計基準の見直しは、日本企業にとって最もアキレス腱となっていた “含み経営”からの脱却を迫るもので、市場原理の導入やIT革命とともに経営 刷新のカギとなり、個別企業の優劣をより明確にする。企業経営には「激震」 をもたらすが、マーケットの信頼回復を速める効果が期待される。

 「2001年問題」として日本企業に突き付けられた「会計ビッグバン」は、国 際企業への転換を図るため、否応なしに受け入れなければならない「国際会計 基準」。この財務会計の激変に対し、総合的なソフトサポートに乗りだしてい る企業、NTTデータ(9613、時価66.8万円)とミロク情報サービス(9928、同738 円)に注目する。

 両社は、日本企業の国際的信頼を勝ち得るために貢献し、「財務会計の革 命」を推進することで、東京株式市場の活性化に貢献する企業である。その収 益成長力を重ね合わせると十分に投資価値があり、特に中堅企業へのサービス ネットワークの充実しているミロク情報サービスは投資妙味大。

■URL
・NTTデータ
http://www.nttdata.co.jp/
・ミロク情報サービス
http://www.mjs.co.jp/

[袴田まさお]
2001/1/10
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