【NKK、Webベースの受発注システムを2001年度からスタート 】
(14日FINANCE Watch)
NKK(5404)がネット購買システムを導入する。業務の効率化、スピードアップを図るのが狙いだ。
こうした企業のIT化は、ニューエコノミーの間ではかなり進展しているが、オールドエコノミーの鉄鋼業界が導入することに、我が国産業のIT化の前進がうかがわれる。
株式市場では、現在のIT関連製品供給企業主導から需要企業主導型へ人気がシフトしようとしている。つまり、ITを活用して生産性を向上させ、企業収益を改善させるような企業に人気が集まることになるというわけだ。
もっとも、NKKについては今後、購買システム導入でどの程度のコスト削減になり、収益に寄与するかは未知数。よって株価の影響は、今のところ小さいとみられる。
■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/14/doc1400.htm
・ニュースリリース
http://www.nkk.co.jp/
【日立、クラリオンなどが車載機器で新会社~競争力向上目指す 】
(14日FINANCE Watch)
日立製作所(6501)、クラリオン(6796)、ザナヴィ・インフォマティクスの3社が次世代カーナビの共同開発で合意した。ITS(高度道路情報システム)時代の到来に備え、その中核システムとなるカーナビ分野を強化するのが狙い。これに先立ち、日立は日産自動車(7201)が保有するザナヴィ株(49%)全株を取得、完全子会社とした。
株式市場では、常に将来の成長産業、成長商品を追い求める。つまり、将来の夢に賭けるところがある。
ITSは、その意味では将来、膨大な需要が発生するシステムであり、市場はこうした材料に飛びつきやすい。クラリオン株はこれまで、業績悪化で年初来安値を更新していたが、このニュースで14日の株価は1日で23.9%も上昇した。
■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/14/doc1410.htm
・ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0012/1214/index.html
【ヤマハとアプリックス、音源用ミドルウェア共同開発で合意】
(14日FINANCE Watch)
次期CSデジタル放送が来年末にもスタートする。
ヤマハ(7951)とソフト開発のアプリックスが、次世代携帯情報端末向けの音源用ミドルウェア共同開発で合意した。
ヤマハは、音と音楽に経営資源を集中、積極経営に乗りだしている。たとえば、携帯電話の着メロなどはその第一歩といえる。
株式市場は、こうした積極経営姿勢に加え、今3月期業績が上方修正されたことを好感、10月中旬から上昇に転じている。
それだけに今回のニュースは、株価に即効性はないものの、今後、好材料としてジワジワ効いてきそうだ。
■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/14/doc1408.htm
・ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/00121401.html
[内藤 新二]
2000/12/15
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