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ニュースの見方(12/14) [ニュースの見方 12月バックナンバーへ]

【国内最大級のカラオケサイトオープンへ~コナミが1600曲収録】
(13日FINANCE Watch)
 ゲーム大手のコナミ(9766)が、来年1月からネット上で音楽配信サービスを開始。同社のネット配信事業への取り組みが本格化していることを示している。

 コナミは4月に電子商取引の専門子会社を設立しゲームソフトの直販を開始、7月にはNTTドコモ(9437)の「iモード」向けにマネーゲーム仮想株取引を開始した。今回の音楽配信サービスを加えることで、インターネット・ゲームの可能性に挑戦し、新しいビジネスモデルの創造に向け動き出した。

 ネットとゲームには、「インタラクティブ(双方向性)」という共通点があり、ネットとの親和性の高さに着目した次世代エンタテインメント事業につなげる動きとして注目される。

■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/13/doc1372.htm
・ニュースリリース
http://www.konami.co.jp/press/2000/12/160/r.12.12.12.html
・コナミミュージックオンライン
http://www.konami-music.com/
・コナミ
http://www.konami.co.jp/

【大企業製造業の業況判断は横ばい~日銀12月短観 】
(13日FINACE Watch)
 12月の日銀短観によると、1999年3月調査から続いていた景況感の改善が2年ぶりにストップした。この景況感の「足踏み」をどう読むか?

 今回の短観で株式市場が混乱すると考えるべきではない。市場は、景気指数の減速を予測して既に7月以降調整局面に入り、先週でほぼ底入れは完了した。半導体市況の悪化や海外景気の減速を背景に、マーケットは先行して下げ基調に入っていたのである。

 しかし、景気回復を牽引する設備投資の2000年度計画が上方修正され、特に製造業では規模にかかわらずともに2桁の伸びになっていることに注目すべきだ。企業心理の停滞は今がピークだが、IT関連を中心に日本経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)は国際的に強く、既に株式市場は来年6月頃までに景気底入れと判断し、調整完了から緩やかに上昇し始めている。

■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/13/doc1379.htm
・日銀短観(要旨)
http://www.boj.or.jp/siryo/stat/tk0012_f.htm

【次期CS放送、18社に~松下・ソニー・民放など参入】
(14日日経朝刊)
 次期CSデジタル放送が来年末にもスタートする。

 放送業界は、長い間参入が制限されてきた業界で、競争のない世界だった。しかし、CSデジタル放送に参入するに際し、郵政省が18社を認可したことで、このデジタル化の流れはこれまでの産業構造を根本的に変えようとしている。

 ブロードバンド時代においては、コンテンツとブランド力が一段とものをいってくる。このため、広告収入に加え、有料放送・会員収入、TVショッピングや手数料収入など新規の収入源が期待できる日本テレビ(9404)、フジテレビ(4676)、東京放送(9401)の民放3社は、新規参入者が十分に持ち得ない豊富な経営資源を有効活用し、逆に高度な競争力を高めるチャンスにある。

 CS放送は、民放3社の成長持続要因とプラス判断する。

[袴田 まさお]


2000/12/14
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