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ニュースの見方(12/12) [ニュースの見方 12月バックナンバーへ]

【光源レーザーを5倍に増産~古川電工、WDM向け】
(11日FINANCE Watch)
 古川電気工業(5801)の株価が11日、前日比110円高の2,940円で取引を終えた。このニュースが伝えられたことで、25週移動平均2,830円を上回り、中期上昇に向けた動きとなる。

 次世代光通信のWDM(波長多重伝送)関連部品の市場規模は8,000億円を超え、今後、年率40~50%の成長が続くと予測され、同社が光源レーザーの強化など光通信分野での品揃えと拡充の動きがはっきりしたことを株式市場は評価し始めた。

 同社の2001年3月期の単体でのWDM関連売上高は、前期比2.5倍の700億円になる見通し。連結ベースでの営業利益はWDM部門で250億円と全営業利益の47%を占める予想で、WDM関連で世界的メジャープレーヤーの地位を確立しようとしている。

■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/11/doc1337.htm
・古河電工
http://www.furukawa.co.jp/index.html

【英ボーダフォンが日本テレコムに15%出資~英FT紙】
(11日FINANCE Watch)
 日本テレコム(9434)の株価が11日、ストップ高(1日の立会時間での値上がり上限幅)の300円高の208万円まで上昇、買い気配のまま取引を終えた。

 世界最大の携帯電話会社、英ボーダフォンは、日本テレコムの携帯電話子会社のJ-フォンに出資しているが、今回、テレコム本体への出資が報じられた上に、既に中国最大の携帯電話会社、中国移動に25億ドルを出資したことと合わせ見ると、アジアでの通信の利権を得る狙いがあるようだ。

 一方、日本テレコムにとっては、全世界で6,000万人の加入者を持つボーダフォンの支援を得、一人勝ちを続けるNTTドコモ(9437)への巻き返しの態勢がとれることと、この出資額が1株当たり270万円になることが予想されることで時価水準に大きな割安感が出た。

■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/11/doc1345.htm
・FTの報道(Webページ)
http://news.ft.com/ft/gx.cgi/ftc?pagename=View&c=Article&cid=FT371HF8LGC&live=true&tagid=
IXLB0PYY8CC

・日本テレコム
http://www.japan-telecom.co.jp/

【NTTドコモ、iモード決済で外銀と提携模索】
(8日FINANCE Watch)
 このニュースはNTTドコモ(9437)の株価にとって好材料。ドコモは「iモード」のコンテンツを生かしながら、「W-CDMA」方式の次世代携帯事業の強化を進めており、そのための布石を着々と打ちつつある。

 豊富な資金力を使っての異業種との提携で特に注目されるのが、NTTデータ(9613)、沖電気工業(6703)と共同で「iモード」利用者向けに新しい決済サービスをスタートさせることだ。この決済サービス導入を機に、大手企業の「iモード」上への出店は急速に増え、同社の流通・放送・決済などの機能と連動した携帯電話サービスの質の高まりで、これら異業種企業は最強のドコモをパートナーに選ぶという構図が完全に定着するからだ。

■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/08/doc1332.htm
・NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/

[袴田 まさお]


2000/12/12
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