富士通（6702）は28日、NTT（9432）が実施する次世代ネットワーク評価試験の制御装置提供者に選ばれたと発表した。NTT情報流通基盤総合研究所が2001年6月から約半年かけて行うトライアルで、ルーセント・テクノロジーの「ルーセント・ソフトスイッチ」を使った装置を提供する。

　 評価試験では、「ルーセントFull Circle API」をプラットフォームとして提供。Full Circleは、新しい統合アプリケーションとサービスを短期間で開発、販売を目指す組織のことで、富士通はIP（インターネットプロトコル）とATMネットワーク向けシステムの新しいインターフェースとして提案していく。

　 富士通は2000年6月からルーセントと次世代ネットワーク構築事業で提携しており、今後は共同で次世代ネットワークサービスの商用化に向けたマーケティング活動を行う予定だ。