三菱電機(6503)とセイコーエプソンは、米マイクロソフトと共同でフロント投射型プロジェクターの色再現仕様と試験方法の策定を行うことで合意した。スキャナーやデジタルカメラ、モニタ、プリンターなど各種の画像装置は「色」の再現が最も重要な課題で、3社は投射型のプロジェクターに、国際標準仕様の“sRGB”に準拠させて共同作業を進める。
従来は液晶パネルを使うフロント投射型プロジェクターではディスプレイや液晶モニターによる忠実な色再現は無理とされてきた。しかし、三菱電機とセイコーエプソンは独自のカラーマネジメント技術を開発して、微妙な色の再現性をコントロールし、自然な色調が出せるようにした。
そこでマイクロソフトは同プロジェクターでのWindows OS上での色再現仕様を策定し、三菱とセイコーエプソンはその仕様を適用させるための開発と検証を行う。さらに検証を済ませて事業化を実現させる計画だ。
■URL
・ニュースリリース
http://www.melco.co.jp/news/2001/0326.htm
・セイコーエプソン
http://www.epson.co.jp/
・米マイクロソフト
http://www.microsoft.com/ms.htm
・液晶でもブラウン管のような自然な色合い~三菱が画像処理プロセッサー開発
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/03/doc588.htm
(市川徹)
2001/03/27
10:54
|