ソニー(6750)は23日、今年1月に金融庁に申請していた銀行免許の予備審査が終了し、4月2日付けで正式に「ソニー銀行株式会社」として発足させると発表した。異業種の企業に銀行業の予備免許が与えられるのは初めて。近日中に銀行業の免許を申請して本免許を取得、今年6月中に開業する計画になっている。
インターネットを使って、個人向けに円預金、投資信託、カードローン、振込など基本的なものから、外貨預金、クレジットカード、住宅ローンなど銀行サービス全般を手がける。ネット以外では、同社の第2位の株主になっているさくら銀行(8314)のATMを活用する。目標口座数と預金量は、開業3年後に約40万口座で6,000億円、5年後に60万口座で1兆円。
ネット専業銀行では、昨年10月に開業したジャパンネット銀行に続き、伊藤忠商事(8001)、日立製作所(6501)、日本テレコム(9434)、ヤフー(4689)などが出資・パートナーとなっている少額決済専門のイーバンク銀行が今年3月6日に予備審査を申請、ソニー銀行と同じ6月の開業を目指している。
■URL
・ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200103/01-0323/
・ソニー銀行が予備審査申請~6月開業、5年で預金1兆円目指す
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/31/doc1850.htm
・ネット専業のイーバンクが免許申請~6月に少額決済サービスを開始
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/03/06/doc2199.htm
(別井貴志)
2001/03/23
17:44
|