東芝(6502)は、2001年度から3カ年の経営計画を策定し、この期間にIT関連事業(連結ベース)に1兆円強の投資を行うことを決めた。3カ年の売上拡大のうち9割をIT分野でまかなう計画であり、関連事業への融資を含む投資を積極的に行う方針。
経営計画では3カ年で1兆2,400億円の投融資を行うが、このうち1兆円強をIT分野に振り向ける。また、研究開発費については3カ年で1兆2,000億円規模とするが、このうちの7割強にあたる9,000億円をIT関連事業分野に投入する。
さらに同社は、SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)やPDM(プロダクト・データ・マネジメント)などの導入に代表されるグループ内のIT化にも、同期間中に3,100億円を計画している。これにより、同社の尺度による“IT武装化率”を昨年12月の40%から2003年度中には100%とする。
東芝が今回策定した中期計画によると、2003年度(2004年3月期)の連結業績は売上高7兆9,000億円、営業利益4,500億円、当期純利益2,000億円を目標としている。
■URL
・ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2001_03/pr_j2101.htm
・東芝、今期連結純利益を960億円に下方修正~米経済の減速で
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/02/06/doc1914.htm
(沖野宗一)
2001/03/22
11:16
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