NEC(6701)は21日、通信速度が10Gbpsの光トランシーバーモジュール「OD-J8240/J8241」のサンプル出荷を始めたと発表した。NECを含む、Agere Systemsや日立製作所(6501)など日米欧の光通信関連業界9社のマルチソース契約に準拠した製品で、6月から量産を始める予定。
光トランシーバーモジュールは、大容量光通信システムや高速IPルーターなど通信装置の開発期間の短縮や装置の小型化のために、高度な高速電子回路技術が要求される光送受信回路を小型パッケージに集積したもの。NECは自社で使うほか、WDMなどの光通信システムの設計メーカーに供給する。NECは、現在2.4Gbpsのモジュールを量産している。
新製品の量産は、月産数千個の計画で、量産時価格は100万円程度。今後3年間で約300億円を販売する計画。
■URL
・NEC
http://www.nec.co.jp
・NEC、次世代超高速光通信システムを世界投入へ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/03/16/doc2304.htm
(池原照雄)
2001/03/21
14:22
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