大和証券（8601）は19日、新規公開株式取得のための取引方法として「新規公開株式抽選参加サービス」をコールセンターとインターネットで提供すると発表した。

　 同証券は、昨年7月から顧客に対して担当者によるアドバイスを受けながら取り引きする「ダイワ・コンサルティング」、コールセンターによるサポートを受けながら取り引きする「ダイワ・コール」、インターネット（ダイワダイレクト）をメインに取り引きする「ダイワ・ネット」の3つのサービスパッケージを提供している。コンサルティングを選択した顧客には新規公開株の取得に際してブックビルディング方式を提供してきたが、これまでコールとネットの顧客はこれを利用できなかった。そこで、今回コールとネットの顧客に対しても新規公開株を取得できる機会を提供しようというわけだ。

　 このサービスは4月以降にブックビルディング（抽選参加サービスにおける抽選申込期間）が行われる銘柄から開始する予定。新規公開株式の募集に際して「購入する権利」を厳正・公平に機械的な抽選で実施し、これで得た権利を行使（購入申し込み）することによって取得できる。抽選に参加するには、その時点で、申し込み銘柄の仮条件の上限価格に申し込み株数を乗じた購入概算額以上の預け入れ資産が必要になる。なお、コンサルティングの顧客はこのサービスの対象外で、従来通りブックビルディング方式を利用することになる。