三菱電機（6503）は15日、宣伝、印刷、デジタルコンテンツ制作の関連会社5社を統合し、2001年4月1日に全額出資の新会社「アイプラネット」と「三菱電機ドキュメンテクス」を設立すると発表した。同社の携帯端末、カーナビゲーションなどと連携したデジタルコンテンツ事業を強化するのが狙い。

　 三菱の関連会社であるアド・メルコ、デザインオペレーション21、デジタル・メディア・ラボ、トライエムの4社を統合し、アイプラネットを新しく設立。主に広告・宣伝事業を行い、三菱の携帯端末に流す動画や音楽などのコンテンツ制作を手がける。

　 また関連会社の菱電印刷はアド・メルコのカタログ制作事業を加えて新会社三菱電機ドキュメンテクスに社名変更し、印刷物の企画や制作を担当する。2001年度にはアイプラネットは約290億円、ドキュメンテクスは約115億円の売り上げを見込んでいる。

　 両社ともに資本金は2億円。アイプラネットの社長は現アド・メルコ社長の川崎敞氏、ドキュメンテクスの社長には現菱電印刷社長の樋口雄一氏が就任する。