講談社、小学館、富士ゼロックス、マイクロソフトの4社は14日、双方向性の電子出版事業を行う新会社「コンテンツワークス」を設立した、と発表した。これまで富士ゼロックスが行ってきたオンデマンド出版サービス“BookPark”を段階的に新会社の事業に移行させ、さらにコンテンツの充実と需要の拡大を狙う。2005年には売上高15億円を達成させる。
コンテンツワークスは、BookParkの事業をベースにコンテンツの配信やネットワークをフル活用した書籍雑誌の編集と販売を展開する。マイクロソフトのIT戦略である“.NET”にも照準を合わせるほか、Windows CEを核としたPocket PCへの電子書籍配信も開始する計画だ。
資本金は2億円。出資比率は講談社、小学館、富士ゼロックスがそれぞれ30%、残りの10%がマイクロソフト。本社は東京都文京区関口1の24の8。社長には富士ゼロックスのニュービジネスセンターマネージャーだった軒野仁孝氏が就任した。
■URL
・ニュースリリース
http://www.asia.microsoft.com/japan/presspass/releases/031401cont.htm
・読みたい部分だけで1冊の本に~小学館がオンデマンド出版サービス
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/09/19/doc451.htm
・歌集出版、ネットですべてOK~富士ゼロックスの「歌葉」
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/25/doc1786.htm
・海外データをオンデマンド出版~JETROと富士ゼロックス
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/02/doc913.htm
・講談社
http://www.kodansha.co.jp/
・小学館
http://www.shogakukan.co.jp/
・富士ゼロックス
http://www.fujixerox.co.jp/
(市川徹)
2001/03/14
17:40
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