NEC（6701）と医薬品卸大手の成和産業（7411）は13日、開発言語にJavaを全面採用することで、クライアント側がWebブラウザのみで利用できる基幹販売システムを共同で構築、稼働させたと発表した。医薬品卸業界では初のケースという。

　 新システムは、受注から出庫、在庫照会などの物流業務全般、および営業支援情報の即時更新や出先へ実績集計の配信などを行う。また、モバイル通信インフラとしてNTTドコモ（9437）のパケット通信ネット「DoPa」を採用、携帯電話による社外からのアクセスもできるようにした。

　 成和は昨年9月から、NECのWebハンディターミナルを採用した物流システムを導入しており、今回のシステム構築により、販売から物流まで一貫してWeb環境での業務効率化を実現した。投資額は約4億円。