オムロン(6645)は、中国・上海交通大学との合弁企業を3月末には株式会社化するとともに、2002年春には中国2部市場へ上場する計画を発表した。オムロンの中国市場における事業本格化に合わせて合弁企業を拡大させ、オムロンとしての進出に向けての軸にする考え。ソフトウェア開発に注力し2003年度にはソフト輸出で同国トップクラスとなる2億元を確保する。
株式会社化するのは、1989年にオムロンが設立した「上海オムロン計算機有限公司」。日本向けのソフト開発や中国国内対応のERP(統合業務パッケージ)を委託開発してきた。2000年11月に増資し、上海交通大からの出資をうけて合弁会社化した。
新社名は「上海交大オムロンソフトウェア」。資本金3,000万元の出資比率は上海交通大28%、オムロン24%、その他48%。売上高は2001年度2億元とし、3年後にはその3倍にあたる6億元まで拡大させる。スタート時の従業員は250人。
オムロンはすでに中国全土で5カ所の生産工場を持つなど、30カ所の拠点がある。上海にはそのうち8カ所を占める同社にとっての要所となっている。
■URL
・ニュースリリース
http://www.omron.co.jp/press/2001/03o_china.html
(市川徹)
2001/03/13
11:45
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