大和証券（8601）は12日、株式ミニ投資（ミニ株）の取扱料を4月2日約定分（3月30日申し込み）から一部値下げすると発表した。

　 同証券は、昨年7月から担当者によるアドバイスを受けながら取り引きする「ダイワ・コンサルティング」、コールセンターによるサポートを受けながら取り引きする「ダイワ・コール」、インターネット（ダイワダイレクト）をメインに取り引きする「ダイワ・ネット」の3つのサービスパッケージを提供している。顧客の投資スタイルに合わせて選択することが可能で、株式委託売買手数料もパッケージ毎に違う。

　 ミニ株の場合はどのサービスパッケージでも一律の料金だったが、通常の株式委託売買手数料と同様の体系とする。「ダイワ・コンサルティング」での取引手数料を100とした場合、今回「ダイワ・コール」での手数料はその70％水準に、「ダイワ・ネット」での取引では50％水準まで値下げする。これに伴い、最低手数料も一律1,000円からそれぞれコールを700円、ネットを500円に引き下げる。コンサルティングはこれまで通り1,000円。

　 実際に手数料を計算する場合には、まず通常の株式委託手数料を1単位あたりで算出してからミニ株投資株数で按分する。

　 例えば、単位株1,000株で、株価1200円のA社株を1単位購入した場合、売買代金は120万となり、同社の手数料体系の料率を適用すると120万円×0.880％＋2,700円＝1万3,260円となる。この株をミニ株で100株購入した場合、コンサルティングでは1,326円、コールの場合は（120万円×0.616％＋1,890円）×100株/1,000株＝928円、ネットの場合は（120万円×0.440％＋1,350円）×100株/1,000株＝663円となる。

手数料例